Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。
皆さん、突然ですが質問です。
あなたは虫歯で歯が痛くなった時、歯医者さんに行くのを躊躇するタイプですか?
う〜ん、あまり歯医者さんが好きな人はいませんかね !?
当の私はというと...
生まれつきかどうか分かりませんが、そんなに歯に気を使っていなくても、虫歯にも歯並びにもあまり困らず生きて来れたんですよ。
単なるラッキーでしょうね(笑)。
子供の虫歯が深刻化
さて、只今ニュージーランドでは、子供達の虫歯問題が深刻化して来ていて、ここ2日ほどニュースで取り上げられ、注目されています。
詳しいニュースの詳細はコチラ↓↓
ニュージーランドの大人はともかくとして...
国費で無料の治療が受けられるはずの、18歳未満の子供のうち、12万人近くが、歯科検診の恩恵からこぼれ落ちているそうです。
どうやら利用システムが複雑過ぎて、受けられるべき機会を逃してしまうケースが多すぎらしいのです。
歯科医師のもとにたどり着いた時には、すでに複数の歯を抜かざるをえない状態。
歯科医師もやるせなさいっぱいで、まるで発展途上国水準だと嘆いています。
子供の抜歯では、全身麻酔が必要なケースも多く、医療財政の圧迫にもなってしまいます。
ニュージーランド保健省によると、5歳児の歯がすでに26歳並みに劣化しているという事実に、早急な対策が求められると認めていますが...
やはり幼い頃からの砂糖入り飲料摂取の習慣化が、原因の根本になっていると歯科医師がコメントしていました。
ニュージーランドの歯科治療は自費が基本
少し前に、このブログの『肥満が深刻なニュージーランド』でも書きましたが、ニュージーランド歯科医療はメチャメチャ高いんです!
なので、大人になって無料診療対象からはずれると、相当悪化しないと歯医者さんに行こうとしない人が大半です!
日本ならば、初診で歯のレントゲン写真を撮られ、初期治療を受けても保険診療でせいぜい4千円ぐらいでは?
矯正やインプラントなどでなければ、そこまで恐れ多い金額にはならないはず。
ところがここニュージーランドでは、初診で200ドルとか掛かってしまうんですよ 😥
公立病院にある歯科は、緊急処置と低所得者のみが対象なんですよね。
街にある歯科診療所では、公的援助が無いのでバカ高くなるわけです。
歯が悪くて仕事が見つからない!?
こちらもニュースからですが、ちょっとホッコリする歯のお話をひとつ紹介しますね。
ニュースの詳細はコチラ↓↓
かわいそうに、6人の子持ちシングルマザーは、週5日の夜間清掃業務をこなして食いつなぐのが精一杯。
遺伝的に歯がもろく、虫歯になりやすい彼女の歯はボロボロ。
でも、自分の歯の治療に使えるお金を確保出来る余裕があるはずもなく...
もっと条件の良い仕事を探したくても、その醜い歯が原因で自分の口元に自身が持てず、面接に躊躇してしまう日々。
そんな彼女が、歯の痛みに耐えかね、ついに向かった歯医者さん。
そこで出会った歯医者さんは、人前で歯を見せるのが恥ずかしくて、笑うことも躊躇してしまうシングルマザーを不憫に思います。
何とか笑顔と自信を取り戻して欲しいと願うも、すべてを治療するには、なんと8,259ニュージーランドドルが必要でした。
そこで、彼女のために内緒で小さな基金を立ち上げて、寄付を募っていたのです。
次の診察に訪れたシングルマザーは、診療室で歯医者さんから突然、治療が無料で受けられることになったと打ち明けられました。
彼女は思いがけない申し出に、驚きを隠せず半信半疑状態!
そんな彼女に歯医者さんは優しく付き添い、説明を加えて納得させました。
今後、すべての治療が終わるまでには、まだ長い道のりがありますが、終えたあかつきには、笑顔で就職活動に挑んで成功を勝ち取ることでしょう。
彼女はラッキーでした。
でも、この方法で救えるのは、年間わずか1,000人強。
大人の実に44パーセントが、金額を理由に歯医者には行かない選択肢を選んでいるそうです。
確かにニュージーランドには、醜い歯の人が多いなと感じます。
では、また明日!
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