ニュージーランドから新作映画『ロケットマン』レビュー

ロケットマンポスター 話題

Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。

さてさて皆さん、行ってきましたよ〜

昨夜、エルトン・ジョンの半生を自らプロデュースを手がけて描いた、新作映画『ロケットマン』を観てきました!!

ニュージーランドでは、昨夜がAdvanced Screeningという、先行上映の形での初日でした。

一般上映初日は、5月30日(木)からだそうです。

今回は、久しぶりに映画が観たくなり、土曜日の方がゆっくり出かける準備も出来るし、ということで決行しました。

フレディ・マーキュリーの『ボヘミアン・ラプソディ』がすごく迫力満点で、映画館ならではの醍醐味を味わえたので、今回も期待大♪

公開初日のご褒美

行った先は、街から少し離れた地域の独立経営系の映画館。

実は今回のチケットは、嬉しいおまけ付だったんです♥

通常料金で初日の光栄に預かれるのは、うれしいしい限りですね。

バブルズ

チケットを見せると、写真のスパークリングワインを頂けました❤

ここで、

「じゃあ、一杯飲んでから客席に行ったわけですね」

と、日本でこのブログをご覧になっている方は、大概そう思いますよね!?

 

 

いえいえ、ニュージーランドでは、グラスワイン持ち込みOK。

映画館にグラスワイン

見て下さい、この写真!!

映画館に限らず、劇場でもしかりなんですよ〜

バレエの公演中、ワインを飲んで、アイスクリームをかじりつき...も大アリです(笑)。

日本じゃ、コンサートホールの場合、飲み食い禁止ですよね?

文化の違いを感じます。

映画館でも日本じゃさすがに、特別カップル席か何かでないと、グラスワインの持ち込みはNGでは??

最近の日本事情に疎くなってきたので、良かったら情報をコメント下さいね。

それから、ニュージーランドではこんなサービスも↓↓

ブランケット貸出

ブランケット貸出サービスです。

さて、前置きが長くなってきたので、そろそろ映画の中身に移動しましょう!

 

『ロケットマン』レビュー(ネタバレ注意)

始まりは、エルトン・ジョンがド派手な舞台衣装を着て、グループ・カウンセリングに向かうシーンから。

エルトンが幼少期の体験を語り始めると、うん???

ちょっと待って、えっこの映画って、ミュージカル映画なの...

何だかエルトンの回想と共に、ファンタジーの世界へ。

画面はまるで、劇場の舞台を飛び出したウエストサイド・ストーリー状態 😯 (www)。

う〜ん、こういう映画だったの??

 

エルトン・ジョン役の俳優さん(タロン・エガートン)の演技はまずまずでしたよ。

エルトンにも惚れられた歌声で、最近のインタビューによると、劇中のすべての歌を吹き替えなしでこなしたそうですね。

エルトンの子供時代は、けっこう複雑な親子関係だったようです。

特に、留守がちで気難しいお父さんからの愛情に飢えていた様子を、子役のエルトンが上手に演じていました。

でも、そっけない態度で接するお父さんのレコード鑑賞の趣味が、エルトンの耳をさらに鍛え、神童として成長していく基礎を築いたのかもしれません。

まだ幼い彼が、家に置かれていたピアノに興味を持つのに、時間はかからなかったようですね。

ピアノを一度聞いただけで弾けてしまうエルトンは、王立音楽学校に入ってますます磨きがかかります。

一方、彼を取り巻く家庭環境は、お母さんの不倫から離婚へと発展し、お父さんは家を離れていきます。

個人的に気になったのは、お母さんがいつも家にいるのに、家事を同居しているおばあさんに丸投げしている様子。

毎日きれいにお化粧して、着飾ってはいるんですけどね。

エルトンは、不倫を目撃してしまったことで心打ちひしがれ、この頃から男女の関係への葛藤心、そして、その沸々とした内面の感情をロックに見出していく様子が描かれています。

ステージ・ネームを自ら決め、音楽制作会社へ売り込みに奔走するエルトンは、未来永劫に見えます。

そんな彼にとって、ひょんな偶然から生涯の盟友となる、作詞担当のビーニー・トーピンとの出会いもこの頃です。

20歳を過ぎた頃には、エルトンの服装が少しずつカラフルになり始め、耳元にも女性ものの大きなイヤリングが...

アメリカ進出を果たし、担当マネージャーとの同姓愛と、全米ファンを引き付けて多忙化していく生活との葛藤。

そんな彼が手を出したのは、アルコールと薬、そして買い物中毒症状。

依存症は加速し、舞台上に向かうためにまた手を出し...

エルトンにやさしかった異性の音響技師との短い恋仲は、一度は結婚に発展するものの、ホモセクシャルである彼にとっては、女性との生活に幸せを見いだせず終焉へ。

その後のエルトンは、心の葛藤とスターとしての重圧に阻まれる自分を、酒と薬でだましだまし奮い立たせていく生活。

舞台上では無心にパフォーマンスするエルトンに対し、周囲の人間関係は容赦なくギクシャクしていきます。

盟友とのコンビ解消は、結果的には一時のもので、エルトンが生活を落ち着かせていく過程で、ビーニーの託した歌詞が、彼の復活を支えていた事実も描かれています。

 

まとめ

っと、こんなところでしょうか??

少し書き過ぎてしまったような...

ネタバレが激しいので、申し訳ありません(-_-)。

どちらかと言うと、エルトン・ジョンの奇才が故の生きづらさを描いた映画ですね。

ところで、日本人として、またピアノをかじったことのある者として目に付けたのが、登場したピアノの数々。

最後のシーンを除いて(ロゴが確認出来ず定かではないため)、すべてがヤマハ製ピアノでした。

これには何か意図が?

ヤマハがピアノ提供スポンサーだから??

それともエルトン・ジョンのお気に入りだからにしては、偶然すぎ!!

『ボヘミアン・ラプソディ』があまりにも出来が良かったこともあり、どうしても評価は下がりがちに。

ミュージカルタッチというところがちょっと残念ですね。

話題の映画として、一度観ておく分には良いと思いますよ。

私からの星は...

★ ★ ★ ☆ ☆

以上、ご参考になれば幸いです。

では、また明日!

 

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