ニュージーランドが舞台の『ピアノレッスン』が最優秀女性監督映画に選ばれた!

話題

Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。

いよいよ今年も残り1ヶ月を切りましたね〜

日本の師走のような雰囲気は皆無のニュージーランドですが、12月は夏の始まり🏖️

日も長くなってきて、キウィはみんなこぞってアウトドアを楽しみます。

 

さて、皆さんは映画『ピアノレッスン』を覚えていますか?

テーマのピアノ独奏曲を聞くと、思い出す人も多いと思います。

この映画がつい先日、最優秀女性監督作品として選ばれたんですよ😎

詳しいニュース記事はこちらから↓↓

Kiwi Jane Campion's The Piano named best movie ever directed by a woman
The New Zealand director's Bright Star and Angel at my Table also made the cut, and Niki Caro's Whale Rider was ranked at number 70.

 

今日は、この映画を振り返りながら、ニュージーランドのイギリス人入植史や監督のデイム・ジェーン・カンピオンさん、バレエ舞台化についてお話しますね。

 

映画『ピアノレッスン』とは?

映画『ピアノレッスン』は、1993年公開のオーストラリア・ニュージーランド・フランス合作映画です。

ちなみに英語の原題は『The Piano』ですよ!

そのまんまですね(笑)。

もう四半世紀も前の映画になってしまったんですね〜😆

カンヌ国際映画祭でパルムドール賞を受賞後、アカデミー賞も多部門受賞と大成功を収めました。

そのため、日本でもすごく話題になっていたのを覚えています。

ニュージーランドを舞台にした映画として有名ですが、3国合作映画だったんですね。

愛と残酷と切なさを混ぜ込んだ大人向け映画で、後半はけっこうハラハラ・ドキドキ😱

主人公の娘フローラ役の少女を努めたアンナ・パキンが、絶妙な演技で可愛いんですよね。

思い出したついでに、『ピアノレッスン』を観てみたくなった方はこちらからどうぞ♫

↓↓

映画『ピアノレッスン』

白人至上主義の映像がやや不愉快…

私も昨日、久しぶりに映画『ピアノレッスン』を英語版で観ました。

意外と覚えていないシーンが多く、ちょっと新鮮でしたよ😉

ただ、ちょっと気になったのが、先住民マオリの人々の映り方。

イギリス人が続々と入植して来る時代背景にあって、マオリとイギリス人入植者たちの関係を、仲良く穏やかに描きたかったんでしょうかねぇ?!

どうも、後からやって来たイギリス人を優れた物のように描いているような...

そして、彼らに雇われるマオリの人々をやや滑稽に、無知な生き物かのように写し出している場面は好きになれませんね。

何だか、白人至上主義を映像化したような感じで...

ニュージーランド現地の俳優さんややエキストラを使ったりしたのかも知れませんが、マオリの人々の中にも似たような思いを持つ人がいるハズ🤔

 

監督のデイム・ジェーン・カンピオンさんはウェリントン生まれのキウィ

さて、映画『ピアノレッスン』を監督したのは、ウェリントン生まれのデイム・ジェーン・カンピオンさんです。

既にデイムの称号をお持ちのお方。

元々、お父さんは舞台監督、お母さんは舞台俳優というお家柄です。

将来、監督として成功するのは必然だったのかも知れませんね!?

映画を観ていて思ったんですが、主人公アイダが写真見合いで嫁いだ相手との結婚生活を終わらせ、娘と共に愛人と新たな生活を始めるのが海辺の町ネルソン。

ネルソンは南島の端っこにあり、ウェリントンからはクック海峡を渡ったすぐお隣です。

水泳選手が海を泳いで渡ることもある、比較的近い距離にあります。

大きなピアノを載せたマオリの木船ワカ(Waka)が、ロケ地の北島オークランド郊外のケリケリビーチからたどり着くには、遠すぎるよな〜と。

ニュージーランドの西海岸という設定と監督がウェリントン出身ということから、もしかしたらウェリントン郊外の浜辺を想定して描いた光景なのかもしれません。

長い砂浜が続く海岸といえば、カピティ・コースト(Capiti Coast)かなぁ?なんて。

ウェリントン中心部にほど近い、ペトーニ(Patone)という地区も海岸に面していて、多くのイギリス人入植者が住み始めた土地としても知られていますので、こちらも可能性ありかも??

 

ニュージーランドのバレエ団が『ピアノレッスン』を舞台化

ニュージーランド国内では、四半世紀も経った今も映画『ピアノレッスン』は忘れられていません!

テレビでも、たま~に放映されたりするので、私もちょっと見ぐらいはしていました。

そんな中、昨年にはウェリントンのセントジェームスシアターが本拠のロイヤル・ニュージーランド・バレエ団によって、バレエの舞台化されたんでよ♫😉↓↓

https://rnzb.org.nz/shows/the-piano-the-ballet/

主役のエイダにはプリンシパル・バレリーナのアビガイル・ボイルさんが大抜擢。

なんと、彼女のために振り付けられた新作だったんです。

彼女はニュージーランド人バレリーナとして、多くのファンを持っていたんですが、今年3月に惜しまれながら引退😢

そのバレエ『The Piano』が映画化されるという現象も!

 

いずれにしても、時代背景が19世紀ということもあり、クラシカルなしっとりした情景が美しいな〜と思います。

皆さんも、映画をもう一度見返すと、新たなニュージーランド発見があるかも知れませんよ♡

では、今日はこのへんで!

 

 

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