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今日のニュージーランドは、連休(long weekendと言います)明けです。
そして、またまた学校の先生達のストライキ!
今回はセカンダリー・スクールの先生のみのストライキ。
有給を取れた親御さんとお子さんは、「連休が延長出来てラッキー!」となったでしょうか??
事情が事情だけに、不可抗力という感じ。
職場の上司も、どうしたものかと困っているかも知れませんね。
朝のニュースでは、そろそろ聞く耳を持って、政府側の提案を受け入れるべきだと主張するコメンテーターもいました。
当の学校教員組合メンバーは、「我々もストライキを早く辞めたいが、解決案が無いからやっているんだ!」とまだまだ強気の姿勢。
この先どう解決していくのか、見守るしかないですね。
さて今日の本題は、やはり学校がらみからです。
ニュージーランドの子供は運動し過ぎ!?
今日、ニュージーランドのACC(The Accident Compensation Corporation)が発表した統計によると、2008年から2017年の間に、14歳以下の子供のケガが約60パーセントも増加しているそうなんです!
そして、ACCはその数に多さに悲鳴をあげているとのこと。
詳しいニュースはこちら↓↓
どうやら、まだ未発達な子供の身体に見合わない練習量を課すことによる、過度の運動がケガを誘発しているとの見解が出されています。
特に、10歳以下の子供に至っては、63パーセントの増加と、少し異常な響きですね。
ご存知にように、ニュージーランドでは、幼少時代からラグビー熱が非常に高く、また他のスポーツも、将来のアスリートを目指す子供は多いです。
そのような子供自身と周りの期待も相まって、練習量がさらに増え、ケガするまで続けてしまっているわけです。
中でも、肩と膝のケガが顕著とのことです。
これらは一度ケガすると、完治に時間がかかったり、再発しやすい部位ですよね。
特に、準備運動不足だったり、十分な休憩を挟まないこともケガの誘発原因です。
子供が好きだから、やりたいだけやらせるという姿勢ではなく、大人側がしっかりと管理してあげることも大事ですね。
『何事もほどほどに』ということでしょう。
ACCは滞在中の旅行者にも適用
ACCについては、このブログのニュージーランドの車検でも少しお話しましたが、私達の給与や国の財源を元にした、無過失補償と呼ばれる公共互助制度のようなシステムです。
この制度を利用する際、ケガした理由は問われません。
例えば、自動車自損事故によるケガも対象です!
そのため、医師(またはフィジオ*)がケガの状態を診て、治療が必要と判断された段階で、医師(またはフィジオ)によってACCに申請されます。
*ニュージーランドではフィジオ・セラピスト(日本でいう理学療法士; Physioと呼ばれます)が開業でき、捻挫などの治療に直接当たることもあります。
そのケガがACCに認定されれば、患者さんの治療費は、大部分がACCで賄われます。
私がニュージーランドに来た頃は、ほぼ無料で治療が受けられました。
残念ながら、現在はACCサーチャージという名目で、多少の窓口負担料が発生する事もあります(悲)。
道の舗装が悪くてケガ人増加
単純に考えても、ケガする人が増えれば、それだけACCの財政が圧迫されてしまいます。
最近、なるほど!と腑に落ちたことがありました。
なんと、古くなった歩道と車道のギャップでつまづき、足を痛める人が後を立たないらしく、ACCの申請数がかなり多いそうなんです。
そこで、財政に余裕のある自治体は、舗装のやり直しに予算をさくことに。
我が家の周りでも、しばらくガタガタと舗装工事が続いていました。
以前は大きなギャップのため、車で車道に出る時に車体前部が傾き過ぎて、バンパーの下を道に擦ってしまう心配がありました。
新しい舗装になった今は、その心配もなくなり、更に歩道も傾きが少なくなって、歩きやすくなりましたよ。
日本と結構違うシステム、ACC。
ニュージーランドにいらっしゃる方は、覚えておいて損はないですよ!
では、今日はこのへんで。
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