ニュージーランドの車検

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Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。

19日に東京池袋で起きた、母子を死に至らしめた痛ましい交通事故、私もYouTubeで観ました。

あまりにショッキングな映像が公開されていて、ハンドルを握るものとして、ドキッとしました。

高齢者の運転は、確かに様々な立場からの議論の余地がありますね。

ここニュージーランドでも、今年は交通事故がとりわけハイペースで発生しており、政府が再三注意を呼び掛けています。

もともと公共交通機関の整備が貧弱な国なので、高齢でもハンドルを握っている方はたくさんいらっしゃいます。

腰の曲がった小さな老婦人が運転していると、頭がかろうじて見えているような感じで、見ていてもヒヤヒヤします。

でも、この国の女性ドライバーはけっこう男勝りで、頼もしい側面も!

女性のバスドライバーは普通ですし、引っ越しにはレンタカーの大きなトラックをガンガン運転したり。

必要は取り柄なりですね。

今日は、昨日お話した車の入手法に関連して、購入後に必要なことについてお話します。

名義変更はかんたん!

昨日のお話でお分かりのように、中古車自体は低予算で簡単に手に入ります。

その際に必要となるのが、車両の名義変更(Regoと呼ばれています)です。

これは当事者同士であっさり出来てしまいます。

最近までは、車を売る人が郵便局に行って専用の記入用紙をもらってきて、必要事項記入後、買い手に渡してその買い手が残りを記入し、郵便局で料金を払っておしまい。

ここは郵便局閉鎖が相次ぐ昨今、気を付けなければいけません。

時間を見つけて、最寄りのAA(日本のJAFのようなサービスを行う事業所)に行くか、NZVZという車両テスト機関の営業所で用紙をもらうのが手っ取り早いと思います。

ニュージーランドは電子化がますます進んで、インターネット手続きが非常に多いので、こちらもペーパーレスで出来るはずです。

あっ、現地の運転免許証を持っている必要がありますので、国際免許証しかない人は気を付けましょう。

大抵、売り手は数か月分のRegoをつけてくれます。

そうでないと、買い手がすぐに車を使えないどころか、更新時に未払いだった時点までさかのぼって料金を請求されます。

また、Regoはネームカードほどの大きさで、車のフロントガラス左端にカードホルダーを取り付けて、Regoを常に表示していなければいけません。

なので、車に近寄れば誰でも、その車の年式や車種名を見ることが出来ます。

駐車中の車のRegoが失効していて通報されると、罰金を頂くことになりかねませんので、注意して下さいね。

自賠責保険なし??

ニュージーランドで車を持つのが、はるかに安く済む理由がここにあります。

この国には、世界でも珍しい国の社会保険制度The Accident Compensation Corporation、通称ACCと言うものがあります。

ACCは交通事故でケガした場合も適用され、その原因を問わず(自損でも)、また国籍やビザにかかわらずニュージーランドにいる間、誰にでも適用されるという、かなり大盤振る舞いな制度です。

私たちの給与、車やバイク保有者からの支払い、そして国の財源を基金としているため、事故が増えればその財源も必然的に圧迫される訳です。

そして、その保証が手厚いかというと、これがイロイロと厄介な問題を生み出します。

何せこの制度があるために、ニュージーランドでは被害者は加害者を民事で裁くことが出来ません。

言ってみれば、やられ損的な要素が大きいです。

ということで、一応表向きは交通事故のケガに対するお金の心配はないということです。

車両保険は必要?

これはあなた次第と言われることが多いと思います。

もし、まだ新しくてピカピカの車を保有しているのであれば、もしもの時の為に入っておくべきでしょう。

保険料については、あなたが優良ドライバーで過去に事故請求などなければ、大手保険会社の一般的なタイプで月にNZ$25前後と、払っていても十分元が取れる額だと思います。

若い学生さんや運転歴が短い方の場合、割高になりますが、これは日本でも同じですよね。

ただし、古い車に乗っていて、事故にあったら廃車で構わないという方は、必要ないかもしれません。

あとは、サードパーティー保険を任意で付けるかどうか?

事故であなたが加害者の場合、相手の車の損害を補償してくれる保険はあった方が安心ですよね。

その分、保険料は上がりますが...

いかがでしたか?

けっこう気軽に車を持ててしまう国、ニュージーランド。

皆さん安全運転でお願いしますね。

ではまた明日!

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