Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。
このところ、雨混じりの日も多くなってきました。
ニュージーランドでも、夏には節水制限が出されることがあります。
昨夏も、庭の水やりや洗車を控えるよう、行政が呼びかけていました。
あたりの丘の緑が茶色い景色に変わり、羊たちが食べられる草を探し回っている光景も見られましたからね。
今日は、そんな生活に直結する水のお話です。
水はタダ?
ニュージーランドに住む一般人は、オークランドを除き、水道料金の請求書を受け取ることは滅多にありません。
じゃあ、水はタダなわけ?と思われる方が多いと思います。
私はこの国の住民になって10年以上経ちますが、未だかつて水道代を請求されたことがありません。
というのも、持ち家ならばRateと呼ばれる、地方税と固定資産税の中間のような年間費に、水道代が組み込まれているからです。
このRateは、家の価値と大きさによって算出され、毎年変動します。
学生さんならば、ホームステイしていると、週何ドルという請求がくると思いますが、家主はこの金額に自分のRateの支払い分を加味している訳です。
シェアハウス、こちらではflatting(フラッティング)と言いますが、何人かで家を一緒に借りたりする場合も、大家さん側にRateを支払う義務があるので、家賃を安すぎないように設定しているはずです。
アパートなどの集合住宅も、オークランドを除き、水道メーターなどありません。
家賃は日本と違い、週何ドルという計算の物件がほとんどですが、そこには大家さんのRate支払い分が加味されている訳です。
従ってRateが上がれば、家賃も必然的に値上げとなります。
また、ニュージーランドの場所によってRateの高い値域も存在するので、家を買う時は確認必須です。
ニュージーランドの水は安全か?
ニュージーランドの水は飲めるの?
という質問の答えは、都市部では「ハイ」です。
旅行者が泊まるホテルの蛇口の水は、基本的に安全です。
また飲食店では、よく蓋付きのガラスボトルとコップがレジの近くに置かれていて、セルフでどうぞ!といったシステムの所が多いです。
ヨーロッパなどでは、水は買う物という国々も多いので、レストランで無料の水の提供があるのは嬉しいですね。
チップの制度もありませんし。
ニュージーランドの安心のひとつは、日本と同様、町中や公園に水飲み場があり、手軽に飲料水が手に入ることだと思います。
ただ、注意したいのは地方の田舎町や、牧草地に囲まれた自然豊かな土地に滞在することになった時です。
都市部と違い、こうした場所は上下水道の設備が行き届いていない所もあり、雨水をタンクに貯めて生活するスタイルも多いです。
もちろんフィルターや浄水設備があったり、煮沸してから水を飲むわけですが、万全ではありません。
とくに、家畜の糞尿で土壌が汚染されると、たいへん危険です。
去年、ヘイスティングスという北島の町の水が汚染され、大腸菌感染症が大発生して社会問題になりました。
ビックリしたのは、水道水が塩素消毒されていなかったという事実。
決して小さな町ではないのですが...
まあ、普段はそこまで神経質になる人などいませんし、田舎に行ったら、その土地の人によく従えば大丈夫です。
ミネラルウォーターも安く売っていますが、バカバカ買って飲むような国ではありません。
如何でしたか?
水道代を気にしなくて良い生活は、なかなか日本では味わえませんよね。
一時帰国すると、急にトイレやシャワーの水を気にし始める自分がいたりします(笑)。
では、また明日!
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