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今年に入ってから、ニュージーランドでは本当にストライキが多くて...
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ニュージーランドで最大規模となった、今年5月の学校教員ストライキ後は、大幅な政府の妥協案を教員組合が一応受け入れた形で、少し落ち着きを取り戻しました。
ところが、次は多くが最低賃金の時給17.70NZドルで働く、ファストフードの店員や清掃業のストライキ。
そして、先週はファッション業界大手H&Mの販売店員が、職場で試着された衣料品の片付けなどを放棄する形で賃上げストライキ!
残念ながら組合交渉は決裂し、今度は販売店員がステッカー作戦に出たところ...
家に返されてしまい、マスコミに取り上げられて、事態が大きくなっています。
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H&M販売店員は何をして家に返された?
恐らく、管理職クラスの従業員は、すでにお冠だったんでしょうね。
先週のストライキでは、組合加入の販売店員100名が3日間に渡って、試着されて散らかった商品の片付けを拒否。
そして今日は、同販売店員が、手書きの賃上げ訴えステッカーを胸に貼り付けて出勤。
これにはマネージャー達も困ったというか怒った? 😡
だって、お客さんに丸見えですからね。
まっ、それが狙いなわけデス。
ニュージーランドのH&M
私自身は、ずいぶん前にヨーロッパに住んでいた時から、Sサイズのけっこうセンスの良い洋服が見つかるお店として、隠れファンでした。
しかも大抵の町にあったので...
でも東京に初出店された時は、あんなに大騒ぎになって行列が出来るなんて、こっちがビックリしましたよ〜
ニュージーランドでも、店舗数は多くありませんが、オークランド、クライストチャーチ、ウェリントンと一応、大都市(?)全てにあります。
やっぱり、スウェーデン発祥の洋品店としての個性か、値段がそこそこでもデザインが凝っていたり、メンズ、キッズ、ホーム用品と、だいたい家の中の全てを網羅した取り揃えが、ニュージーランドでも人気のようですよ。
ただし、この国の15パーセントと高いGST(Goods&Services Tax:消費税のようなもの)のせいか、日本よりも割高感があります。
Minimum wageとLiving wageのギャップ
以前このブログでも、ニュージーランドの最低賃金についてお話しましたが、日本人の感覚では
「それだけもらえて文句言うなよ!」
という金額が、ニュージーランドの最低賃金なんですよ。
今年4月から17.70NZドルです。
(日本円で1,314円:今日の為替レート1NZドル=74円)
でもニュージーランドでは、ほぼ全てが高い!と感じるものばかり。
ダイソーが開店しても、1個3.50NZドル。
外食すると、安レストランでも1品が最低12NZドル程します。
つまり、安くあげる選択肢が非常に少ないお国です。
だから店員さん達の中には、学生ローンを抱えていたり、高い家賃のやりくりをして、何とか生活している人が大半。
そこで、「せめて大企業ならLiving wage*の21.50NZドル払ってよ!!」
となる気持ちもわかりますよね。
*実際の生活物価に見合った賃金:今年は21.15NZドル
ニュージーランド国内の売上高は数十億NZドルだそうですから〜
それにしても、今日の店員さんの帰宅させられた件、マスコミはH&Mにコメントを求めているも、今のところ音沙汰無し。
不買運動が必要でしょうか❓
ニュージーランドって、パートの店員さんだろうが、組合に入って要求はしっかりするんですよね。
けっこうたくましいと思いませんか?
では、また明日!
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