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ニュージーランドでは、つい先日、若手医師の5日間ストライキが決行されたばかりなのに、今度は学校の先生達のストライキが2週間後に行われる模様だそうです!
今日のニュースで度々流れているのですが、どうやら先生達はかなりのお冠のようです(怖)。
教員のメガ・ストライキ!
数年前にも、学校の先生達が怒っているニュースが連日報道されていました。
その時の怒りの発端は、政府の請負業者が作った、お粗末な給与計算システムによる膨大な未払い給与。
そして今回は、そもそも低過ぎる給与への怒り。
現時点での計画は、5月29日に5万人もの先生達が学校の職場を離れ、まさにメガ・ストライキ突入とのことです。
全国およそ2,000校が休校になる予想です。
政府が巨額の資金投入を出来ない事には、話し合いはつかず、どうにも避けられない模様です。
確かにニュージーランドは、職種による給与格差が大きいなと感じます。
国民の過半数が最低賃金で働くワーキングプアだという統計もあるくらいです。
一方、一部の高額所得者による搾取...
ニュージーランドの教員
ニュージーランドでも、義務教育課程(プライマリースクールとセカンダリースクール)の学校の先生は、大卒で教員免許が必要です。
しかし、その給与は管理職を除き、例えば小学校教員が平均時給22.30ドルと、決して高給では無いようです。
更に、たくさんの学校が設備投資資金の不足に直面し、生徒の寄付を半ば強制を前提としなければ成り立たない状況も深刻です。
学校ではイジメ問題、肥満児問題、貧困家庭出身の生徒が朝食抜きで登校する問題...と、学校の先生は休む暇がありません。
そりゃあ、怒りたくなりますよね。
子供に留守番させられない法律
確かアメリカには、子供だけを家や車内で留守番させてはいけない法律が定められている州があったと思います。
ニュージーランドでも、同様の法律があります。
子供は14歳未満の場合、必ず14歳以上のしっかりと見守りが出来ると判断される人と一緒にいなければ、法律違反で最悪2,000ドルの罰金です。
厳しいですよね〜
くわしくは政府のサイトをご覧下さい↓↓
日本だったら、大抵の親が罰金課せられてしまいますね!?
この法律、子供の保護という観点からは聞こえが良いのですが、職場の同僚に迷惑掛けまくりという実態もあります。
自分の病欠を家族に拡大して使えるのはOKですが、毎月のように子供を出しに職場をドタキャンする同僚には閉口しましたね。
特にお母さんがフルタイム勤務で、複数の小さい子供がいるケースは、職場の上司の他のスタッフへの配慮が不十分だと、非常に不公平感が強くなります。
はっきり言って、朝電話したもの勝ち状態!
まあ、モラルの問題なんでしょうが、ここニュージーランドにはそういう人、職場に1人は必ずいます。
シングルマザーだったら、周りももっと理解し得るんですけどね。
2週間後にほぼ決行確実のメガ・ストライキ!
共働きのご家庭は、今から子供の世話人探しをしておいたほうが良さそうですね。
とにかくストライキの多いニュージーランド。
この他、バスドライバー、医師、助産師、看護師なども賃上げ・労働条件改善の交渉が難航している昨今です。
今日はなんだか、殺伐とした話題でしたね。
では、また明日!
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