今日のニュージーランドは商業捕鯨で日本バッシング!

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Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。

昨日のニュージーランドは、ラグビー・ワールドカップ日本へ向けた、オールブラックスの新チームジャージー発表で盛り上がり、日本のデザイナーJohji Yamamotoによる洗練された仕上がりが絶賛されました。

ところが一晩明けたら、早朝のニュースでニッポン、ニッポンと言っているので「はっ?」と注目すると、商業反捕鯨バッシングが始まっていました...

ニュージーランドの詳しいローカルニュースはこちら↓↓

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BBC日本語版ニュースはこちら↓↓

日本が商業捕鯨を再開 IWCから脱退、規制受けず - BBCニュース
日本政府は1日、国際的な批判をはねつけ、1986年以来となる商業捕鯨を再開した。北海道・釧路港でこの日朝、捕鯨船5隻が出港した。

 

ニュージーランドに住む日本人の反応

う〜ん、現地に住む日本人としては、この状況を何度か経験していますが、いつも静かに事が静まるのを待つしかないんですよね〜

数年前、たまたまウェリントンに来ていた時なんて、ウォーターフロントで停泊中のシー・シェパード船に出くわしてしまい、思わずサングラスをかけて視線を隠し、日本人と気づかれないように通り過ぎました...

シー・シェパードの船って、スッゴイ厳つくて、ホント攻撃的な形相んですヨ!

内部見学や、シー・シェパードグッズの販売をやっていて、単なるプロモーション活動だったようですが、いきなり出くわしたので、こっちは冷や汗ものでしたよ😓

一緒にいたキウィの友達に、「気を付けな、後から刺されるゾッ!」なんて脅かされて、ゲラゲラ笑われました。

 

クジラの味を知らない日本人が大半

こうやって、クジラ関連で日本がやり玉にあがると、「じゃあ、おたくの国は犬食べるでしょ!?」とか、「日本人はウサギを殺して食べたりしない!」という人々も...

でも、そもそもクジラ肉の需要は日本国内でもわずかで、零細企業が産業を支えているため、現在のような日本政府の支援が無くなれば、この先10年で廃れてしまう状況だそうです。

どうやら、現役の役人やら捕鯨産業が残る土地の地元議員が、自分が引退するまで懐を温かくしておきたい不純な理由もあると、BBCの特派員がすっぱ抜いていますよ。↓↓

日本とクジラ なぜ日本は捕鯨をするのか - BBCニュース
捕鯨は、日本の食料確保になんら影響がなく、世界からは激しく非難されている。もちろん経済的な理由もない。それでも日本が捕鯨をするのはなぜか。ルパート・ウィングフィールド=ヘイズ東京特派員が取材した。

 

現に、私もクジラ肉って食べたことありません!

給食で食べたという世代でもないし、そもそも給食の無い学校に行ってしまったので、その点は自身があります(笑)

渋谷の有名な『くじら屋』さんに行かないと、食べられないものだと思っていましたから...

ただ、戦中戦後に生まれた人にとっては、命をつなぐタンパク源だったんですよね。

上記のBBCニュースを読むまで知らなかったんですが、戦後の食糧難を見かねて、マッカーサー元帥の後押しがあり、米軍のタンカー2隻を改造して南極へ捕鯨に行ったのが、戦後の捕鯨の始まりだそうで。

 

かつては世界各国でクジラを採っていたのに

以前、ニュージーランドの北島と南島を結ぶフェリーの発着地がある、港町ピクトンに行った時、小さなミュージアムに入ったんですよ。

ピクトン地図

Google Map

 

実は、そこでは捕鯨の歴史を展示していて、入ってから「アッ、しまった...」と思いつつ、受付のお姉さんもあまり私のことを気に留めていなかったので、じっくり見せていただきました。

な〜んだ、「マオリもクジラ採ってたんじゃん!」てな具合で。

ちなみに、日本製のクジラ肉の缶詰も展示してありました♪

歴史をたどれば、サモアなども捕鯨船立ち寄りの重要な地として、ドイツ人やアメリカ人などがたくさん入植していったわけですし。

私の同僚のサモア人も、ドイツ人の姓を持つ人が3名います。

当時は、クジラの油が重宝されていたそうですよ。

私にとっては、むしろ去年あたりに頻発した、ニュージーランド各地の浅瀬で座礁したクジラの大量死を何とかできないものかと...

まさに『死に急ぐクジラ達』という小学校の国語の教科書で読みあげた光景に、胸が痛みました。

今後の人口爆発で、食肉需要と供給が崩れ、いつかまた、クジラ回帰がやってくる日が無きにしもあらず。

皆さんは、どう感じられますか?

では、また明日!

 

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