Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。
今朝のニュージーランドは、雨の中を首都ウェリントンの国会議事堂Beehiveの周りにマオリが大集結!
こちらはマオリの児童福祉に関するプロテストですが、先週から解決の糸口が見出せずエスカレートしている、南オークランドのマオリの土地問題といい、
「大丈夫か、ニュージーランド?」
「マオリは怒ってるゾッ!」
という感じ。
ジャシンダ・アーダーン首相は、南の果てのニュージーランド属領トケラウに外遊中で、今週木曜日まで戻ってきません😨
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何だかトケラウで大歓迎され、一緒に踊ったり歌ったり、ビーチを歩いたりと楽しそうですが、ニュージーランド本国内は大荒れなんですけど〜
そんな今日、「へ〜ちょっとイイかも!?」という、ニュージーランド国民の生活を変えてくれるかもしれない、面白いニュースが入って来ました!
名付けて『ドライブスルー診療所』♫
詳しいニュース記事はこちら↓↓
ドライブスルー診療所とは?
昨夜、オークランド工科大学(AUT)で、マオリ人医師による公開講座が開かれました。
このお医者さん、起業家でもあり、ニュージーランドが抱える深刻な医療アクセス問題、特に地理的に不利な条件を持つコミュニティを救いたいと、名案を思いついたんです 💡
わずか2週間前にですよ!
それがドライブスルー診療所。
要は、マックでハンバーガー🍔を買う感覚で、短時間で気軽に安く、素早い医療が受けられるシステムを作ろう!というアイデア。
そこで、もう中国に出向いて、中古のコンテナ1台を購入してきたそうな ヮ(゚д゚)ォ!
2つのドライブスルー窓を付け、その窓越しに看護師から血圧測定や必要な医療を提供してもらえ、必要に応じて、内部のトリアージ室で治療を受けることも出来る設計になるそうですよ。
考案したのはマオリの医師
マオリ人の医師というのが味噌ですよね。
この医師は、マオリ社会に蔓延る貧困層にも目を向けていて、すでにマオリ児童のデジタル・ヘルスケア・システムiMokoを開発したりしています。
また、患者として彼の元を訪れる家族の1番下の子供が、ひどい喘息にかかっていることに疑問を持ち、母親から「家が子供を病気にしている!」と聞きつけ家庭訪問。
ひどく寒く湿った家は、雨漏りしていて天井や壁はカビだらけ...
その家主は、なんとHousing New Zealand、つまり公団ですよ (;´д`)
その後、医師は「子供達に温かい家を!」と活動を続けていました。
何だか泣けてきませんか〜?
いつ、どこに出来るの?
さて、話を戻しましょう。
話題になること間違いなしの、世界初のドライブスルー診療所。
第1号は、若いマオリ女性の医療事情が厳しい土地ロトルアで、今年9月にも開業予定だそうですよ♪
ちなみに、第2号は医師のかつての本拠地カイタイアに11月頃の予定。
そして、医師の野望は2020年までに、ニュージーランド国内200ヵ所のドライブスルー診療所をめざして、地域保健機関と調整しながら資金ぐりを探ると、勝ち気です!
現在、全国展開する大手スーパーマーケットと交渉中で、うまくことが運べば、スーパーマーケットの駐車場で買い物がてらドライブスルー診療所に立ち寄り可能に!?
一部、否定的な意見も出てきているようですがね。
私個人が思うに、予約など必要ナシに、短時間で必要最低限の医療をGPより割安に受けられるのならば、患者は大喜びでは?
ニュージーランドの初期医療は、アクセス問題だけで無く、年々値上がりするGP費用も、治療が必要な患者を遠ざけている理由の筈なので...
10分程度の医師診察で、薬局でも処方箋なしで買える鎮痛薬の院外処方箋を渡されるだけで50NZドルってボッタクリ?って思うことありますよ 👿
治らなくて再受診すると、別な薬を処方されてまた50NZドルとか...
ともあれ、今のままの国内医療事情では、立ち行かなくなるのは時間の問題。
えっ?もう立ち行かなくなってるって??
そうですね〜、保健省や行政への良い風通しになることを期待して、今日のところは終わりますね。
では、おやすみなさい!
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