ニュージーランドのマオリたちがオークランドに大集結!

心配事

Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。

連日、ヨーロッパの灼熱の夏を伝えるニュースがニュージーランドに届いていますが、日本も夏本番ですね。

水分補給を心がけで、ご自愛下さいね〜 😳

さて、ここニュージーランドは日が少しずつ長くなってきて、昨日は小春日和のような冬晴れとなり、気持ち良かったですよ♫

実はこの1週間、ニュージーランド国内では、先住民マオリの人々にとって

『決戦の火蓋が落とされた!』

かのような、過去の歴史をさかのぼる土地権利問題が、南オークランドでエスカレートしているんですよ😆

詳しいニュースはこちら↓↓

Ihumātao: Jacinda Ardern accused by Māori of 'lacking leadership' in land dispute
Row over plans to build 500 homes on sacred land in Auckland escalates with seven protesters arrested

 

事態の発端は19世紀の土地争い

事態が起きている場所は、オークランド空港からもさほど離れていない、Mangere地区のIhumātaoというところ。

先住民マオリにとって、聖地とも言われる大事な遺跡が広がる一帯です。

その地でマオリの主に若者と、土地を買って500件もの住宅建設を進めようとする、ニュージーランドの大手建設会社Fletcher Buildingが衝突😆

全国各地のマオリのプロテスターたちが、今週水曜日あたりからどんどん集結し始め、木曜日夜にはついに7名の逮捕者が出るなど、エスカレートしているんです。

中には大型バスを借り切って、ウェリントンやハミルトンなどから駆けつけるマオリも!!

その分、警察官の派遣数も増え続け、南オークランドの一帯は異常な雰囲気に包まています。

でも、彼らの様子をテレビで観ていると、何だかどうもお祭り騒ぎ??

キャンプテントで自炊生活あり、屋台あり、マッサージコーナーありと、どうも趣旨が分からなくなるような映像が...

まっ、これがマオリ流なんですよね。

今回の騒動は、1860年代にイギリス移民がマオリの土地を奪ったことに発端があるとされ、とっても根深〜い土地権利争いが再燃した形相。

 

ワイタンギ条約

こうした争いを鎮めるために制定されたのが、ワイタンギ条約と呼ばれるものです。

ワイタンギ条約 | ノースランド, ニュージーランド
1840年、英国の君主と先住民マオリの間で締結されたワイタンギ条約は、ニュージーランド近代国家形成の礎となるものです。条約締結の背景、条約の解釈やワイタンギ審判所についての紹介。

 

毎年2月6日のワイタンギ・デーは、この条約がニュージーランド北島ワイタンギで、マオリとイギリスの間で交わされたことを記念する、ニュージーランドにとって最も大切な祝日です。

ワイタンギ条約については、例えば学校や職場など、ニュージーランドの至る場所で掲げられていて、そこで生活あるいは働く人々は、内容をしっかり学び遵守しなかればいけないんですよ。

オリエンテーション期間にたたき込まれます!

手っ取り早く言えば、マオリの権利・保護に関する取り決め事のようなものです。

つまり、マオリというだけで、ある程度の優遇があったりします。

まぁ、先住民族の権利と言われれば、仕方ありませんね。

 

建設会社側の申し出

ニュージーランドの大手建設会社Fletcher Buildingは、今回の土地権利問題勃発のエスカレートに対し、土地の25パーセントあるいは8ヘクタールを地元のマオリに返還し、また住宅開発建設に際し、問題となっているマオリの聖地の保護を約束するとしているのですが...

政府は今のところ、介入を避ける姿勢で、ジャシンダ・アーダーン首相も南太平洋の島々へ外遊中。

オークランド市民の住宅問題も深刻化しているため、新たな住宅建設が必要なのは事実。

しかも空港近くとあって、物流倉庫なども多く、また空港で働く人々にとっても理想的な地の利。

先日、第2の空港ホテル建設も間もなく始まるとお話ししましたが、ホテル建設で新たに300もの雇用が生まれることを踏まえると、早急な打開案が必要ですよね。

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NZ│オークランド空港が大きくなりますよ〜

以上、この先しばらく目が話せない国内問題でした。

では、また明日!

 

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