肥満が深刻なニュージーランド

肥満 一般

Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。

皆さん、ゴールデンウィークを思い思いに楽しまれていることと思います。

日本では、10日連続休暇を取れるタイミングって、結構限られていますよね。

ここニュージーランドは、年次有給休暇が4週間は付くので恵まれていますが、その分祝日は少なめです。

6月3日のクィーンズ・バースデーを最後に、10月28日のレイバー・デーまで祝日がありません(悲)。

もう少し増やしてもいいんじゃない?と思う今日この頃です...

さて、先程ニュースを観ていたら、肥満について取り上げていましたので、今日はニュージーランドの肥満の深刻度についてお話しますね。

 

スポーツドリンク好きな国民?

皆さんがまだ小さな子供の頃、どんな飲み物を与えられたり選んでいましたか?

私はと言うと...正直あまり記憶がありません 🙄 

物心ついてからは、あまり甘党ではなく、飲み物に砂糖が入っていない方が好きだったような?

例えばスポーツドリンク、エナジードリンクと呼ばれたりもしますね。

過去を振り返ってみると、これらは結構流行りがあって、その時々で新しいブランドが出て来たりと。

レッドブルなどは、比較的新しい部類だと想います。

でも基本は、ドギツい色をした甘〜い砂糖水といった印象でした。

なので、個人的に好んで手に取ることはあまり無いのですが、ニュージーランドでは、根強い人気があるようです。

道端や公共のゴミ箱には、空になって凹んだコカ・コーラやスポーツドリンクのペットボトルがよく目に入ってきます。

日本や中国・台湾のような、ペットボトルのお茶を飲む文化は、ここではとても少数派です。

『お茶は家や店内で飲むもの』という概念がありますね。

そもそも、そうした商品は売っていても割高ですし、甘くないから美味しくないという理由で人気がありません。

そんな訳で、必然的に水か砂糖入り炭酸飲料の選択となります。

そして、ミネラルウオーターではやはり物足りない若者たちがよく手を出すのが、スポーツ・エナジードリンク。

見た目のカッコ良さもあるような...

 

シュガータックス導入!?

近年の統計でも、ニュージーランドの肥満率は、アメリカに次ぐトップレベルだそうです。

勿論人口あたりでですよ、小さい国ですから。

でも外を歩いていると、本当に肥満が多いです。

病院に置かれている特別サイズの車椅子は、普通サイズの人が並んで座れる幅ですから〜。

ニュージーランドには、パシフィックアイランダーの人々もたくさん移り住んでいるので、もちろん遺伝的に大柄な人々も多くいます。

また、タロと呼ばれる芋類の常食習慣も、体を大きくする要因らしいですね。

その人々も、この国で更なる砂糖摂取の習慣化が起こり...

大きく肥えていくわけですね。

既にアメリカやイギリスでは、シュガータックスという制度を導入し、一定の効果が出て来ているようですが、ニュージーランドはまだ議論中です。

税金化するよりも、教育優先でというスタンスです、今のところは...

 

砂糖入りの食べ物と飲み物、どっちも悪者?

今日のニュースを観ていてショッキングだったのは、スポーツドリンクに使われている砂糖の量!!

50グラムはあろうかというぐらいの砂糖が、コップに入れられて画面に写っていました。

専門家によると、液体に溶けた砂糖は、身体全体のメタボリズムに悪影響を及ぼし、糖尿病を発症させる引き金になるだけでなく、健康な歯を失う主因だそうです。

砂糖入り固形物を食べる方がまだましだということですか...いえいえ、もちろん量も考えなければいけません!

ニュージーランドは歯の治療に対する保険診療制度が整っておらず、治療費を賄える人々も限られます。

子供が学生のうち(17歳頃まで)は、無料の歯科健診が受けられますが、大人に至っては、相当悪化しないと歯医者に行かないような状態ですね。

私も、歯医者が必要になったら、日本に行きます!

飛行機代を払っても安く済むケースが多そうなので...

では、また明日!

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