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先週末、ニュージーランド首相ジャシンダ・アーダーンさんが婚約したというニュースが流れました。
そう、彼女が首相の座に就いた時は既に妊娠中で、昨年女の子を出産したばかりです。
あれ? 国家の代表が子持ちで未婚だったの??
と思われた方は、まだまだこの国を知る必要があります!
ということで、今日はニュージーランドに住む人々の結婚観と、婚姻制度についてお話しますね。
婚約から結婚への長い道のり?
以前、ニュージーランドの学校に通っていた時に仲良くなったクラスメートから、婚約パーティーに招待されたことがありました。
彼女はヨーロッパ出身で、ワーホリビザでニュージーランド滞在中にキウィのボーイフレンドと出会って、一緒に暮らし始めたと言っていました。
既にに6年ほどの関係らしく、「とうとうだね」という感じでした。
二人ともとてもお似合いで、大喜びして出席させてもらったんですね。
ボーイフレンドのお父さんはぶどう畑を経営していて、彼らもその敷地内に住んでいたため、会場はその畑のすぐ隣に建っている作業場でした。
内部は綺麗にデコレーションされ、ハンギというマオリの伝統料理と自家製ワインのおもてなしを受けてから、いよいよ婚約指輪の儀式が...
そこまでは、ごくごく順調に運び、私も飲んで食べて楽しみました。
ところが、彼らの発表にぶったまげました (驚)!
なんと、結婚は3年後ですって!?
オイオイ、だいじょーぶか〜
じゃなんで、いま婚約パーティーやるわけよ??
もちろん、本人達に食いついて聞くわけにはいきませんでしたが...
後で知ったのですが、ニュージーランドでは、こういうことが結構あるらしいのです。
結婚する必要を感じないシステム
その後の彼らはというと、無事3年後に彼女の国で結婚式を挙げました。
それから2年後くらいに赤ちゃん誕生!
良かった良かった。
これはごく一例ですが、先のジャシンダ首相の場合も、パートナーと長〜いお付き合いがあって、そこに赤ちゃんが産まれ、ようやく婚約。
いわゆる事実婚が広く認められているお国柄だからこそ出来る、変則ワザですよね。
まあ、このような世間体を気にしなくて良いシステムは、私もニュージーランドを気に入っている理由の1つです。
事実婚先進国というと、フランスがよく知られていますが、ニュージーランドも負けていませんね。
結婚したがる人々もいる国
ところが、この国には結婚を直ぐにしたがる人達もいるんでるよ。
ズバリッ、同姓カップルさん達です!
5年ほど前に、世界の先端を走るかの如く、同性婚を認める法律が成立しました。
それを待ち望んでいたカップルが、国会議事堂Beehive前で同日に結婚したニュースをよく覚えています。
こういった所は本当にリベラルですよね。
町中でも、手を繋いで歩くお兄さん方をよく見かけるような国なので、需要が高いのでしょう!?
まあ、幸せならすべて良し。
人生一度きり、楽しみませんとね(笑)。
では、また明日!
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