ニュージーランドの秋の味覚

フィジョア 一般

Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。

日本では秋の味覚というと、栗や松茸、そしてサンマや柿など、皆さん毎年楽しまれているものがあると思います。

ここニュージーランドにも、日本ほどはっきりとではありませんが四季があるので、季節によって食卓に並ぶものが少しだけ違います。

 

4月になると登場する人気者、フィジョア

皆さん、フィジョアという果物、ご存知ですか?

私、ニュージーランドに来るまで知りませんでした。

私が初めてニュージーランド入りしたのが4月で、最初の2ヶ月ほどホームステイしていたんですね。

そこのホストマザーが、どこからかフィジョアという、緑色した卵型の食べ物を大量に頂いてきて、初めて知りました。

さっと外側を洗い、真半分に切ると、家紋のような模様が出てくるのですが、なんともアロマティックな良い香りがしてきます。

中にはベージュ色をしたジュレのようなものが詰まっていて、ティースプーンでぐるりとくりぬいて、簡単に食べられます。

少しザラザラした歯ごたえがたまらなく、いくつでも食べられそうです。

私の住んでいた所は小さな町だったのですが、住宅街を歩いていると、なんとフィジョアが歩道に落ちているんですよ!

上を見上げると、けっこう大きな木で、おいしそうなフィジョアたちがゴロゴロと。

さすがに木に手は出せませんでしたが、落ちていたものはしっかり頂きましたよ(笑)。

 

フィジョアのルーツ

私は最初、てっきりフィジョアがニュージーランド原産の果物かと思ってしまいましたが、これ、実は南アメリカ原産です。

でも、南米出身の友達はあまり食べないと言っていました。

一昔前、日本にも紹介されたそうですが、キウイフルーツのようには流行らなかったそうです。

ここニュジーランドでは、大体4月から5月がシーズンで、フィジョアが終わると冬の到来といった感じです。

スーパーマーケットでは1キロ8ドル(約600円)ぐらいしますが、田舎の方へ行くと、街道沿いに無人の販売ブースがあったりして、3ドルぐらいで袋いっぱい買えます。

フィジョアの加工品

残念ながら、フィジョアはたくさん頂いても早く食べないと、すぐに黒ずんで苦くなり、あまり日持ちがしません。

そんな時、お勧めの加工法はフィジョアジャムです。

中身を掻き出すのがひと手間ですが、なんとも言えないアロマティックな香りがし、作っている時も楽しめます。

その他、フィジョアのジュースやヨーグルト、そしてアイスクリームはとても人気で私も大好きです。

珍しいものでは、フィジョア茶やフィジョアワインも販売されています。

皆さんも、ニュージーランドにお越しの際にはぜひお試し下さいね。

お土産にも向いていますよ。

では、また明日!

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