ニュージーランドから見たオーストラリア

オーストラリア 一般

Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。

皆さんご存知かと思いますが、ニュージーランドは南半球に位置しています。

なので季節は日本と逆となり、赤道からもけっこう離れているため、四季があります。

今は日本で例えれば、11月下旬のような時期です。

冬に向かって、日に日に寒くなって今日この頃です(寒)。

日本だと冬の北風が寒さの象徴ですが、ニュージーランドでは『Southerly Wind』、つまり南風が寒さの象徴なんです。

だって、南極方面から来る風ですから~

正直、今だに北と南の逆転現象には慣れていません(笑)。

さて、ニュージーランドのお隣オーストラリアでは、先ほど総選挙の開票が行われた模様です。

与党の勝利で、スコット・モリソン現首相の続投となるようです。

そもそもオーストラリアとニュージーランドの国旗って、とてもよく似ていますよね。

いきなり見せられると、たじろんでしまう方も多いのでは?

そこで今日は、ニュージーランドで暮らす人々から見たオーストラリアについてお話しますね。

兄弟仲のオーストラリア!?

ニュージーランドは、世界の国々からやたらと離れていますよね。

その地理的な不利条件もあってか、ニュージーランドで生まれ育った人はだいたい下記の3パターンに大別できます。

  1. ニュージーランドを出たことがない人
  2. お隣オーストラリアだけは行った(または住んだ)ことがある人
  3. 海外あちこち旅している人

同僚にも、Aにピッタリ当てはまる人がいます。

50代の彼女は生粋のキウィ(ニュージーランド人の愛称)で、生まれ育った町に今だに住んでいて、海外旅行経験ゼロ!

決して大きくはない国ニュージーランド、飽きやしないのかしら??と思ってしまいます...

でも、彼らキウィでよくいるのはBのパターン。

なぜならば、旅行者からオーストラリアはビザ必須国として知られている中、唯一ニュージーランド国籍の人だけが、ビザなしで行き来したり働いたりできる特権を持っているためです。

これはオーストラリア国籍の人がニュージーランドに来る時にも当てはまります。

こんな所に、ニュージーランドとオーストラリアが兄弟仲と思われる由縁があるのかもしれませんね。

ただ、ここには不公平な裏話もあり、よく両国民の間で取りだたされています。

ニュージーランドの市民権取得はオーストラリア移住への準備!?

残念ながら、現日本国憲法では二重国籍保持は認められていませんよね。

中には、特別な環境に置かれることで、所持出来てしまっている人もいると聞いたことがありますが、表面上はムリ。

私も、既にニュージーランドの市民権申請に必要な年数を満たしていますが、日本国籍を捨てたくないので、将来の法改正があるまでは、永住権のみで満足です。

ところが、ニュージーランドで暮らす大部分の移民の人達の母国は、二重国籍を認めているんですよ。

そのため、大抵の人はニュージーランドの永住権取得後、5年間という既定の時期を経て、市民権を申請取得し真の(?)ニュージーランド人になっていきます。

そして彼らはニュージーランドに根を張り、余生をこの地で...とはならない人達がけっこういます。

オーストラリアドルが強いとニュージーランドを去る人が増える

実際には見出しの通り、両国内の経済状況によってニュージーランドの出入国に変化が現れます。

さすがに、大陸と呼ばれる広大な土地を持つオーストラリア。

それは土地だけでなく、人口や経済規模も圧倒的な大きさで、ニュージーランドはまだまだ弱小です。

かつては、ニュージーランドドルの対オーストラリアドル価値が80パーセント弱ほどしかなかったので、「一旗挙げてやろう!」と、ニュージーランドを離れる人が後を絶ちませんでした。

ニュージーランド人はもちろん、簡単に海を越えて働きに行けてしまいますし、市民権を得た移民組もオーストラリアで仕事さえ見つけてしまえば、文化の似ている隣国へ行くことに、ためらいはあまりないようです。

ところが、いったんオーストラリア経済が陰り始めると、今度は逆戻り現象が起こり始めます。

ニュージーランドに暮らす人々が良く口にするのは、「オーストラリアは給料がはるかに高いけれど物価も高い」と言う事実です。

近年では、ニュージーランドドルの価値がオーストラリアドルにかなり近接しているので、悩ましい所と言う感じでしょうか?

オーストラリア人はニュージーランドに住み始めると、大概の社会保障をニュージーランド永住権保持者同様に受けられるそうです。

一方、ニュージーランド人(国籍保持者)がオーストラリアに行くと、特に医療支援などのアクセスが制限され、仮に事故や病気でオーストラリアの病院にお世話になると、多額の支払いを請求されることになり、よくマスコミ沙汰になっています。

何十年も前に移住してしまった人は問題ないらしいですが、近年のオーストラリア側の法律改正で、ニュージーランド人側に不利な状況が出来上がる仕組みになってしまっているようです。

私はニュージーランドにいられれば十分、日本人ならばオーストラリアのビザもすぐに取得できるし...と他人事です。

たったの3時間ほどのフライトでタスマン海峡を行き来できてしまうので、日本一時帰国の際に、乗り継ぎでオーストラリアを出入りすることも多いですけどね。

では、また明日!

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