ニュージーランドの住宅難は改善に向かうのか?

心配事

Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。

週末金曜日ですね〜♪♪

今日は良い天気になりました ☀

このブログでお伝えしていたように、ニュージーランド国会は一昨日の安楽死合法化ディベートに続いて、昨日は内閣改造が行われました。

政治は苦手という方も多いと思いますが、やっぱり生活に直結することは、知っておくに越したことないですよ〜

ということで、

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NZ首相、住宅問題への取り組み強化へ内閣改造
ニュージーランド(NZ)のアーダーン首相は27日、2017年の就任後、初の内閣改造を実施した。住宅相を交代させ、住宅問題に取り組む閣僚級のチームを発足させた。

 

ニュージーランド首相ももがいている様子

ジャシンダ・アーダーン首相は2017年に就任後、間もなく妊娠中であることを発表。

翌年6月、首相では珍しく産休を取得し、女の子を出産。

その後は、女児同伴で国連に出席して世界の注目を集める中、オムツ交換を目撃されたり...

また、今年3月に起きたクライストチャーチの銃乱射テロ事件後は、その人道的な行動や演説等で、世界にその顔が知れ渡りました。

世界の顔にも選ばれ、TIME紙の表紙に登場したり...

最近は、長年のパートナーと婚約もしたそうで❤

確かに、外交もプライベートも頑張っていて、輝いていますよね。

一方、国内の問題は...山積みのままなんですんけど!

その代表例が、今日お話する国内の住宅供給不足問題です。

 

『キウィビルト』プログラムはリセットへ

昨日の内閣改造は、ジャシンダ首相就任後初めて。

この1年、ニュージーランドの住民は、『キウィビルト』という言葉を何度も耳にして来ました。

選挙公約にも掲げられていた、住宅供給不足問題の解消。

10年間で10万戸の手頃な価格の住宅供給を目指して、『キウィビルト』プログラムが政府始動で創設されました。

ここまでは良かったんですよ。

ところが、一年で1万戸を建設するはずの計画が、未だ数百戸だけ...

しかも、建てる場所も価格もトンチンカン!?

クィーンズタウンのキウィビルトホームなんて、一部の閣僚が酷評していました。

車が無いと生活できないようなへんぴな土地に、キウィビルト新築一戸建て住宅をたくさん建てて、売れたのはたったの3戸!

しかも、500万NZドル以上の価格といったら日本円で4千万円近く、低所得者層には高過ぎます。

売れなくて当然としか言いようのない、無棒な『キウィビルト』プログラム。

今回の内閣改造で、住宅省大臣はお役御免となりました。

本人はオークランドにいて不在の席では、ジャシンダ首相が彼の出せなかった成果をかばうような声明。

いったい、この1年は何だったんだか...

例の『キウィビルト』プログラムは、近々リセットされるそうですよ ヮ(゚д゚)ォ!

税金注ぎ込んでるわけでしょ???

 

内閣改造後はどうなる?

国民はこの1年、夢を見させられていただけということですかね??

新体制では、5人のも閣僚が住宅問題に取り込む形で進めるそうですが、早くも「責任の所在が分からなくなる!」といった批判が上がり始めています。

ニュージーランド国内の問題は、住宅供給不足に付随するホームレスや車中生活の増加、医療・教育現場の財政難、地震後の復興遅延などなど、山積みです。

ニュージーランドには、未開発の土地がまだまだたくさんありますが、人口が増え続けているのに、中央政府が土地規制を緩和しないため、供給不足が起きるのは必然ですよね。

その結果、土地価格が高騰し、住宅価格自体が高騰する負のスパイラル状態。

『夢のマイホームをニュージーランドで』なんてスローガンは、とっくに通用しなくなっています。

ジャシンダ首相、お願いしますよ!

そうそう、彼女の内閣改造後の不満は、女性閣僚が3分の1しかいないことだそうで。

日本なんて、国会の男女平等を語ったら、更新国もいいところですね〜

では、楽しい週末をお過ごし下さいね。

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