Kia Ora! おはようございます。
今日もお越し頂きありがとうございます。
さて、昨夜までにオークランドの大火災を知った方の中には、その後の消火活動や、オークランド中心部へのアクセスについて、ご心配の方も多いハズ。
今朝は簡単に、ニュージーランド国内で、現時点でニュース報道されている状況をお知らせしますね。
ちなみに、オークランドにあるTVNZ社屋は、火災現場のすぐ脇に建っていることから、内部にも悪臭が漂っており、今朝6時のニューススタート少し前に避難したそうです。
なので、ニュースはお向かいの緊急スタジオからの生放送で、定時に始まりました。
このあたりは、上手く対応していて拍手👏
アナウンサーやクルーも不安の中、早朝にたどり着いた事でしょうしね。
コンベンションセンター大火災発生の翌朝ニュースのまとめ
以下に、今朝までに分かってきたスカイシティ・国際コンベンションセンター大火災のポイントをまとめてみました。
- 100名以上の消防隊員が投入され、12時間に及ぶ長時間勤務をした消防士も多数。
- 消火活動が始まって17時間が経過するも、今だ火は黒煙とともに燃え続けている。
- あたり周辺は、大量の放水でビショビショ状態。
- オークランドは、昨夜から強風『ゲールフォス』が吹き荒れ、雨も降り肌寒い朝を迎えた。
- 消防隊指揮官によると、火は『アンダーコントロール』となっているものの、強風に加え、30メートルもの高さがある複雑な構造のコンベンションセンターの消火活動は非常に困難。
- 建物の屋根を犠牲にすることで、建物自体を守る選択をした消火活動ではあるが、建物の半分が火災で失われた模様。
2021年のAPEC開催に間に合うのか?
オークランド市長フィル・ゴフ氏は、今朝の現場近くで行われたTVインタビューで、コンベンションセンターの建設が既に半年遅れていたことに触れ、2021年11月のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)開催に向けて、建設が急がれていたことを語っています。
NZで最も有名なアナウンサーであろう、ジョン・キャンベル氏が市長にプランBについて尋ねると、APECでは1万〜1万2千人にも及ぶビジターが予想されることから、南島のリゾート地クィーンズタウンを持ってしてもムリ。オークランドで行われなければならないと強調していました。
建設費用の拡大や工事期間の遅れが既に問題化してはいましたが、今回の火災は大打撃となったことは確か。
開催国変更も視野に入れなければならないかもしれませんね。
交通規制について
火災発生から19時間経った現在、オークランド中心部を走る下記の道路が閉鎖されています。
また、ハーバーブリッジを降りて中心部に向かう道路も、1車線のみに規制されています。
これらのことからもお分かりのように、中心部の主要道路がほぼマヒしています。
路線バスもキャンセルや行き先変更となり、中心部に人々を入れないようにしています。
既に朝の通勤時間帯となり、ノースショア周辺では大渋滞が発生しているようです。
市民は在宅勤務が促されていますが、こればかりは雇用主次第でしょうしね。
でも今だ、止む終えない理由以外での中心部立ち入りは控えるよう勧告されていますので、ご注意下さいね。
近隣住民の健康面への対策
昨夜から続いている近隣住民への呼びかけは、以下のとおりです。
- 外出を極力控える。
- 窓やドアを閉め切る。
- 外気が室内に入り込まないよう、エアコンの使用を控える。
- 煙で汚れた表面(衣服、調理場等)は良く洗う。
- 極力、中心部には近づかず、在宅勤務で対応すること。
イベントにも影響が出るかも?
さて、APEC開催の不安もさることながら、もしオールブラックスが勝ち進み、ワールドカップ・ラグビー王者となれば、優勝パレードが盛大に行われるのも、ここオークランド中心部が恒例なんですよね。
4年前の光景を思い出す方も多いのでは?
こうしたイベントに水を差すことにならなければ良いのですが...
オークランド・マラソン大会は、先週末に終わったので良かったですね。
オークランドでは、早朝には激しい雨も降りました。
一見、火災発生には有利のようですが、雨に有毒物質が混じり、多方面へ拡散する恐れがあります。
まだまだ、心配ですね。
今日は、ジャシンダ・アーダーン首相も急遽、首都ウェリントンでの予定を変更し、オークランドへ向かうそうです。
では、今朝はここまでにしますね。
゜:*★ニュージーランドのオプショナルツアー予約VELTRA / Alan1.net★*:°
コメント