Vodafone NZが売却される! 続 ニュージーランドのモバイル事情

ケータイ電話会社 話題

Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。

昨日、ニュージーランド国内で大きなニュースが入って来ました。

なんと、Vodafone New ZealandがNZ$3.4 billion(=NZ$3,400,000,000)つまり34億ニュージーランドドル、現在のレート(NZ$1.00=約74円)で約2,524億円で売却されるそうです。

ゼロが多過ぎて、私のケータイの電卓がエラーに(笑)...

たしかにこの数年、以前のような勢いは無くなり、すっかり影を潜んでしまっていたような...

テレビのコマーシャルも、最近はほとんどやっていませんでした。

ネームバリューはまだまだ有りますが、そういえば身近な所の店舗は、昨年すでに閉鎖されましたしね。

首都ウェリントンの中心部にあったVodafoneビルは、前回たまたま通った時には、違うデータ通信会社名になっていました。

以前にこのブログで、『ニュージーランドのモバイル事情』についてお話した通り、現在は競合他社が増えて、以下の5社になりました。

  • Spark(旧NZテレコム)
  • Vodafone NZ
  • 2 degrees
  • Skinny
  • Warehouse Mobile

私がニュージーランドに来た10年前は最初の3社だけだったのに...

ニュージーランドとカナダの投資系企業2社が作った合弁会社に売られるらしく、規制当局の承認待ちだそうです。

現時点ではVodafoneブランドもそのままに、ほぼ同様のサービスを提供する方針のようです。

どうやらVodafoneという会社、イギリスの通信大手で誰でも知っているブランドですが、実は子会社がいくつもあって、各国のVodafone会社の経営はかなり複雑な資本提携となっているようです。

かつて日本でも、ボーダフォンが現れては消えて...

今後はニュージーランドで次世代通信規格5Gのサービスも展開して行くそうなので、消費者側にはプラスとなると言ってはいますが...

まっ、民間会社は収益次第で方針転換するのが早いので、しばらく動向を見守っていきましょう!

いったいどこのケータイ会社がいいの?

さて、ニュージーランドでの滞在・生活を始める上で、やはり現代の必需品、特に現地SIMケータイはまずそろえておきたいアイテム。

でも、冒頭のような、最大手企業Vodafone NZの売却とあっては、どこにすべきか悩むところですよね。

実際、今朝Vodafone NZのホームページにアクセスしてみましたが、昨日の報道の影響は明らかです。

只今、膨大な問い合わせで電話回線がパンク状態とのこと、最寄りの店舗へ行くようにうながしています。

なんだかなぁ...

実は、私はNZケータイ大手3社のプリペイドケータイサービスをすべて利用したことがあります。

ちなみに、日本ではプリペイドケータイが犯罪の温床になりやすいことから、ほとんどサービスが無くなってしまいましたが、海外では一般人には逆に、プリペイドケータイが主流です。

サービスも日進月歩でコロコロ変わるので、あくまで使っていた当時の感想に、現時点までの知り得た情報を加えてお伝えするに過ぎませんが、参考にしてみて下さい。

Spark(旧NZテレコム)

やはり、NTTドコモ同様、元国営の純国産通信会社だけあり、路面店の数は圧倒的です。

イマイチお洒落さ、斬新さに欠けるイメージがありますが、機種変更やそれに付随する問い合わせを、気軽にショップへ立ち寄って聞けるという点で、メリット大です。

残念ながら、今年2月にリリースされた私のお気に入り、SONYの最新機種 Xperia1および10は投入されませんでした。

私の初XperiaはSpark版だったんですよね~

大半はSamsungとHuaweiとiPhoneで占められています。

プリペイドSIMカードは、大抵のスーパーマーケットに売られていますし、今では5ドル以下が相場で、スタンダード、ナノ、マイクロサイズ一体型が基本です。

リチャージは、レジかカスタマーカウンターもしくはオンラインで20ドル以上から可能です。

Vodafone NZ

こちらも基本は上記Sparkと非常によく似たサービス展開です。

しいて言えば、昨日の企業売却における今後の不安定要素、そして私も目撃したように、地元の店舗閉鎖が相次ぐなど、ちょっと注意が必要ですね。

以前の感覚で、最大手だからと言うだけで選ぶ理由にはならなくなった感があります。

もし、『とにかく安いケータイが欲しい』とか、『バックアップ用にもう一台』という方は、Vodafoneブランドの格安ケータイがお勧めです。

上記のSparkよりも品数豊富で、もちろんスマートフォンタイプがあります。

ただ、安いものは大抵SIMロックがかかっているのでご注意を。

購入後、30ドルほどでロックを外してもらえます。

残りはやはり、Samsung, Huawei, iPhoneそしてちょこっとNokiaとMotorolaと言った品ぞろえ。

インターネットでの利用管理は、まあまあ使いやすかったのを覚えていますが、今後はどうなるかわかりませんね。

2 Degrees

こちらは、今も私が使っているプリペイドケータイ会社です。

以前は他社同様、20ドルからしかリチャージ出来ず、そんなに使わないのに一気に20ドル入金するのは気が引けていました。

ところが最近、ケータイのアプリも新しくなり、そこではクレジットカードからであれば、好きな金額をリチャージ出来うようになりました。

これは便利です。

以前は毎回20ドルのリチャージ、そこからたまにCombo packを購入し、差額が中途半端で次のpack購入時にはすでに金額が足らず、また20ドルのリチャージなんてことが起こっていたので...

売られているのは、韓国と中国系、そしてiPhone、ALCATELのプリぺケータイが主です。

 

いかがでしたか?

ホームページはどこも英語版なので、なかなか比較が難しいかもしてませんが、正直言って購入して使い始めてしまえば、あまり大差はないように思います。

要は、インターネット回線のないところで通話やテキストメッセージを使う必要がある場合に、これらのSIMカードが必要なわけですよね。

ニュージーランド国内では無料のインターネットサービスはまだまだ発展途上です。

オークランド市内はお店に入らないとダメですね。

オークランド空港でさえ、ちょっとした手続きが必要です。

ウェリントンは町中心部に無料のインターネットが飛んでいますが、はっきり言って安定していなかったり、電波が弱すぎて使えないことも。

中央図書館が無料ネットを使える場所として有名だったのですが、最近の当然の無期限閉鎖でそれも叶わなくなったようです。

建物そのものの耐震問題が浮上したのが理由なので、こればかりは仕方がないですね。

ウェリントン空港は無料でネットが使えます。

もし学生の方であれば、学校キャンパス内やステイ先ではインターネット環境が整っているはずですので、Facebook、LINE、Whats Appといったオンラインチャットを使えばお金もかかりませんよね。

ちなみに、ニュージーランドではLINEはあまり使われていません。

では、また明日!

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