Kia Ora!今日もお越し頂きありがとうございます。
皆さん、最後に地震の揺れを感じたのはいつですか?
ご存知の通り、ニュージーランドは日本と同様、環太平洋火山帯に位置する地震国です。
英語では、Load of the Ringじゃなくて、Fire of Ring。
ちょっと似てますね!?(笑)
一時帰国中、日本では地震ゼロで過ごせた事なんてないですモン!
少なくとも私の実体験では、やはり日本の方が、遥かに有感地震は多いと思いますが。
地震は忘れたころにやって来る!?
でも、ニュージーランドの場合、頻繁ではないが故?の怖さがあります。
過去には、1931年に北島のホークスベイでM7.3の大地震があり、当時たくさんの方々が亡くなられたそうです。
そこから2010年と2011年に起きたカンタベリー大地震まで、それほど大きな地震が起きていないので、現役世代は震災を実体験した人が少ないわけですね。
そのため、住民の非常時への備えが、日本と比べるとかなり甘いかな~という感じでした。
また、2011年のカンタベリー大地震では、クライストチャーチ在住の日本人留学生28名を含む、沢山の方々が亡くなられました。
というのも、ビルの耐震基準が古いままで、建物倒壊、そして天井や床が押し潰され、逃げられなくなってしまったケースが問題になりました。
もともとクライストチャーチは、南半球のイングランドと呼ばれたりすることからもお分かりの通り、19世紀にイギリスからの移民が築き上げた街並みで有名です、いいえ、でした...
地震がほとんど無いイギリスから来た彼らにとって、耐震基準なんてあまり気にも留めずに建物をつくっていったはずですから〜
その後、近年になり、やっと政府も本腰を上げ、建築耐震基準の大幅な引き上げを打ち出しました。
首都ウエリントンは昔は海だった!
ウェリントンは、世界でも指折りの小さな首都と言われています。
この街のビジネス中心部は、1855年の大地震まで海だったんですよ!
地震で地盤が盛り上がり、埠頭だったところが陸になったことから、中心部にはラムトン・キーと名付けられた道があるくらいです。
ちなみに埠頭あるいは波止場は、英語でQuay(キー)と言います。
ウェリントンも2~3年前に揺れの強い地震がありました。
上記の理由で地盤が弱いため、ウォーターフロントに建っていた、まだ新しい政府のビルや銀行の本店が使い物にならなくなったそうです。
数週間前には、次の大地震で天井のスラブコンクリートパネルが持たないかも!?という専門家の診断により、首都の中央図書館が無期限閉鎖となってしまったというニュースが流れました。
2019.06.05追記:2919年5月28日より、近くのスペース(12 Manners Street)で臨時図書館がオープンしました。詳しくは上記中央図書館のリンクと下記のニュース記事をご覧ください。
果たして政府の財政はいかに...
建て直し費用を工面し施行・落成まで、長い道のりですね。
津波とTSUNAMI
「津波」という日本語は、英語圏で暮らす人々には英語の「TSUNAMI」として、すっかり浸透しています。
「ツナ~ミ」と、発音はちょっとヘンですけどね(笑)。
そして、ニュージーランドの海岸近くには、日本とよく似たの津波注意の看板や道路標示があります。
いかがでしたか?
皆さんの防災対策は万全ですか??
ではまた明日!
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