Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。
日本列島は激しい大雨による土砂災害など、各地に被害をもたらしているようですね。
日本の皆さん、お住まいの地域は大丈夫ですか?
どうぞお気を付け下さいね。
さて、今日は少し真剣で深刻なお話をしたいと思います。
私はニュージーランドに暮らす生活も10年を越え、ここ数年はあまり動じるようなこともなくなりなした。
まぁ良いことも悪いことも含め、『住めば都』状態で、普段はごく平穏な日常を送っています。
でも、ここまで来る中やはりと言うか、自分の生まれ育った環境とは異なる国での生活には、たくさんの困難があちらこちらで待ち受けていました。
違う国から来た他人との共同生活、価値観の違い、常識と非常識の逆転、国民性の違いからくる疎外感、正しいことをやっても認められない、違う価値観の押し付け、日本人がマイノリティー外国人であるが故の差別、日本人は金持ちと見られてカモにされる、学校や職場での差別やいじめ、信頼していた日本人からの裏切りなどなど...
書き出したらキリがないぐらい。
当時の光景が今でもくっきり目に浮かぶほど、悩んでいたことも多いです。
そんな一筋縄ではいかないニュージーランド生活ですが、今日耳にしたニュースはぜひとも声を上げてお話したい内容です。
実は昨年末、ニュージーランドの国会議員とその下で働く内部の人々(政策秘書の方々など)間で起きているいじめ・嫌がらせ問題が表面化し、独立組織による正式な内部調査が入ることになりました。
その5ヵ月に渡って行われた調査結果が今日公けになり、調査にかかわったメンバーからの衝撃的な事実で、この国の代表を務める人々の職場がいかに病んでいるかが浮き彫りとなりました。
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3人に1人がいじめや嫌がらせを受けている事実
調査メンバーは国会、そして関係事務所に勤める1000人にオンライン調査をした結果、30パーセントに上る人が、国会議員そのものや上司からいじめや嫌がらせを受けているという結果が出ました。
ニュージーランドは元々女性進出と言う点では先進国であり、国会にかかわる職に就く人の4割が女性だそうです。
なんといっても現首相が女性ですしね。
そのことからも、性的差別や嫌がらせもハンパないようです。
まぁ、日本の国会議員のオジ様たちを想像していただければ話は早いでしょう。
今回の調査結果には、すでに退職した職員の声も含まれており、国会できれい事を言って国を動かそうとしている人々のやっていることは、まるで独裁者と奴隷の関係とまで言われる始末です。
しかもこうした事態がどの政党にも起こっているという、根の深い組織的な問題。
被害を受けた人の中には、立ち上がって人事部に相談した例もあるにもかかわらず、まともに取り合ってもらえず泣き寝入りや、嫌気がさして去っていった職員も多い様子。
罵声を浴びせられたリ、実現不可能な期限提示、職務を越えた召使的な扱い、性的嫌がらせ等々、これでもかと言うほど出てきています。
誰もが口をそろえて非難する確信犯の議員もいるらしく、今後は放っておくわけにはいかなくなるでしょう。
これが、国を代表する大人たちの職場で起こっている現実です。
子供同士のいじめも深刻
今回の国会にまつわる悪しきいじめ問題の表面化は、まだ単なる第一歩にすぎません。
先週には今日のニュースに先立って、学校における子供たちのいじめ問題の深刻性もニュースになっていました。
詳しいニュースの詳細はこちら↓↓
以前、OECD諸国の中でも、ニュージーランドのティーンエイジャーの自殺率が際立って高いということを聞いたことがありました。
実際、半数近くの学校生徒が、いじめにあったことがあると証言しているそうです。
子供のいじめはエスカレートしやすく、まだ分別のつかない年頃の子供達のやることは、時に残酷極まりないですよね。
以前、知り合いが通っていたカレッジ(日本でいう私立の中高)について調べていたら、残酷ないじめのニュースも見つけてしまったことがあります。
やはりと言うか、これだけ人種が入り混じっているニュージーランドでは避けられない環境ですが、人種差別的ないじめも多いようです。
その学校に通っていたアジア人学生をターゲットし、学校帰りに暴行を加え、頭部に深刻なダメージを与えたケースにはショックを受けました。
でも、ふと思うことがあります。
大人の世界のいじめが先のニュースのように蔓延している現実では、どんなに子供にきれい事を言おうが、親自身が職場等で、いじめの加害者として存在している割合も高いのでは??
『子供は親の背中を見て育つ』とよく言いますよね。
残念ながら、ニュージーランドに来てから、『ひどい』嫌がらせをする現地の大人の方々にも出会ってきました。
大抵はそんな時、周りには核心をちゃんと見ていて、話を聞いてくれる人はいるんですけどね。
でもそういう人は、やはり自身が過去にいじめや嫌がらせを経験したからと言うケースがほとんど。
だから私も、いじめ問題は他人ごとにはしたくありません。
ドメスティック・バイオレンス、性犯罪、そして職場のいじめが珍しくないニュージーランド。
今日は国のうわべだけの様子ではない、少し泥臭いお話をあえてしてみました。
でも、人との関わりは相性もとても大きな要素だと思っています。
もし、このブログを読んで下さっている皆さんの中に、日本でいじめにあっていてニュージーランドに留学して学生生活を変えたいと思っている方、またはその親御さんがいらっしゃいましたら、「勇気を出して前に進んでみて!」とお伝えしたいです。
やはり環境を変えることは重要です。
環境が変われば人も変わる!
これは紛れもない事実です。
自分を大切にしてくれない人達に、大事な人生の時間を奪われないで欲しいと思います。
では、今日はこの辺で失礼しますね。
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