Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。
このブログにたどり着いた方の中には、ただいま世界中の人々を恐怖に落とし入れているコロナウイルスについて、ニュージーランドの状況を知りたいという方も多いのでは?
そこで今日は、ニュージーランド国内ニュースを中心に報道されている情報を、皆さんと共有させて頂きますね。
2020.02.28 18:09 追記 :
同日夕方、ニュージーランドでも初の新型コロナウイルス陽性者が確認され、現在オークランド・シティ・ホスピタルの隔離病棟にて管理治療中というニュースが入ってきました。イランからバリ経由で戻ったのNZ国籍の旅行者とのことです。ニュージーランド国内では現時点で、この他に数名が、コロナウイルスの検査を受けている状況です。これで、南極を除く全ての大陸で感染者が確認されたことになると、地元メディアは昨日突然の日本国内の学校臨時休業ニュースと共に、トップニュースでコロナウイルス関連情報を配信中です。不用意な混乱を避けるためにも、ここでは事実のみを簡潔にお伝えします。
現地ニュース記事も、まだ間に合っていませんが、こちらの記事が参考になるハズです↓↓
ニュージーランド主要都市の様子
昨今のニュージーランドもご多分に漏れず、異常気象の影響か国内各地では、オークランドの北などは干ばつによる水不足の懸念が出てきたり、南島では洪水という裏腹現象が起きています。
でも南半球はまだ夏です!
お天気が良ければタンクトップやTシャツに短パン、そしてジャンダル(いわゆるビーチサンダル)といった軽装で出歩く人が多く、北半球のようなインフルエンザ流行時期ではありません。
首都ウェリントンをはじめオークランド、クライストチャーチも、都市の様子はいたって普通の夏といった感じ。
まあ、毎日コロナウイルス関連のニュースはやっていますけどね。
ちなみにジャシンダ・アーダーン首相は、又もやトロピカル外交で只今フィジーにご滞在中です!
中国人留学生に頼っているニュージーランド経済は、国内大学の新学期も始まり大打撃を受ける可能性大で、職員削減で失職する懸念もささやかれ始めました。
将来のNZ年金につながる私のキウィセーバーの利息も、株価暴落で軒並み減少です😢
マスクはまだ注目を集めてしまうお国事情
ニュージーランドは、やはりマスク姿がかなり浮いて見えるお国柄です。
私も住み始めてから、外でマスクを使った経験はこの10年ありません。
風邪をひいたら、極力外出せずに治してきました...
ヨーロッパでよく目にする光景同様、巷の老婦人・老紳士の方々は、クシャミや鼻水をポケットからクチャクチャになったハンカチで拭い、また元の場所にしまって再利用してしまいます 🙄
まあ、育ったお国柄とでも言うんでしょうね。
日本人がお風呂の水を家族で共有するのを、欧米人が驚くのと同じレベルかな?と。
今週たまたま、イギリスから旅行中のご夫妻と仲良くなったんですが、2週間前にイギリスを出発する時、マスクは手に入らなかったそうです。
そもそも、マスクを売っているお店も少ないと言っていました。
ニュージーランドでも、あえて探す目をしていないと、お店でマスク見かけることはほぼ無いです。
しかも、病院職員が付けるようなゴッツイのばかり...
今の時期ならアリだと思いますが、花柄やアニメ柄なんて皆無~
数年前から日本のダイソーも、オークランドだけでなくウェリントンなどに出店していますが、日本に比べたら規模も全然小さいし、品揃えも随分違うんですよね。
確かにマスクを売っているのを見た覚えはあるんですが、コロナウイルス騒ぎで今はどうでしょうね??
時間が出来たら探しに行ってみます(笑)。
在ニュージーランド日本大使館からの注意喚起情報が増える
この2週間ほど、在住届を出している関係で在ニュージーランド日本大使館から、やたらコロナウイルス関連情報がメールで届くようになりました。
昨日、今日は連日ですよ!
ニュージーランドの在住日本人は、中国やインド、韓国などに比べたらはるかに少ないので、こうした情報共有は有難いですけどね。
でも、数年前に地震の影響で避難民になった時は、「ご連絡ありがとうございます。」だけで何の援助もしてもらえませんでした😢
そう言えば最近、領事サービス向上のためのアンケート依頼が来ましたよ( ´∀` )
東京オリンピックへの懸念報道始まる
また、一昨日から東京オリンピック開催や出場に関する懸念情報もニュースで取り上げ始めています。
ラグビーのスーパーリーグ訪日試合もキャンセルになりました↓↓
日本で出稼ぎ中の選手やご家族も、事態が収束するまでは「気軽にニュージーランドと日本の行き来」とはいかなくなるかもしれませんね。
東京オリンピックを見に行こうと思っている者にとっても、コロナウイルスの影響は悩ましいところです...
ちなみに、クライストチャーチの市長さんは訪日中です。
今日、カンタベリー大地震で耐震基準に満たないビル崩落で命を落とした、28名の日本人留学生のご遺族に対し、富山でようやく謝罪したそうです。
う~ん、ニュージーランドは確かに自然が美しく、人々もリラックスしていて魅力のある国ですが、私を含めた外国人の中には、ニュージーランド人は誤らない人が多いな~という印象を持つ人もけっこういます 😐
今日本に帰ると、ニュージー再入国時に検疫にかかる可能性ありかも?
ニュージーランドはご想像通り、たいていは欧米諸国として捉えられます。
今日、トランプ大統領がホワイトハウスから、たくさんの幹部を引き連れてコロナウイルスに関する、アメリカ政府の姿勢を表明していますよね↓↓
もしこのまま、日本国内の感染者数が増え続けると、アメリカから日本への渡航制限や、日本からアメリカへの入国制限令が出ることも十分あり得ます。
そうなると、ニュージーランドも欧米各国に右へ習え!となりかねませんね🙄
現に今日になって、ニュージーランド政府は日本に関する渡航情報を、アメリカ同様に4段階中2番目の「より高度な注意(Exercise increased caution)」に引き上げました。
この先、「急に不要な渡航の回避(Avoid non-essential travel)」にまで発展すると、空港で足止めなんてことも有り得ます。
詳しくは、大使館のコロナウイルス関連ページからどうぞ。
今回は珍しく、ニュージーランド保健相が日本語版の新型コロナウイルス情報を提供し始めましたよ↓↓
https://www.nz.emb-japan.go.jp/visiting_japan/resources/200226JPN_%20COVID19NZMH.pdf
検疫の語源を顧みよう!
私個人は、この数週間のニュース報道を見ていて、「14日間のQuarantine(検疫)じゃそもそも不十分なんじゃないの?」と思っていたんですよ。
感染症対策の知識が多少なりともあるので、”Quarantine”の語源を思い出していました。
昔、大学の講義で習ったんですが、語源はイタリア語方言の40日間から来ているんですよ 😯
当時は黒死病と恐れられたペストの大流行など、科学技術が未発達な中での未知の病原体との格闘があったわけですよね。
でも、21世紀になっても人類は病原体に振り回されている現実!
ニュージーランド国内には、イタリアのようなマスク姿が当たり前の日がやってこないことを願っている今日この頃です。
皆さんも、人の集まる場所は極力避け、手や物を介した感染にもご注意を!!
ではまた。
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