ニュージーランドでは電動キックボードの事故多発が公共医療財政を圧迫!

心配事

Kia Ora! 今日もお越し頂きありがとうございます。

近年、世界各地で自転車シェアリングやUberのライドシェアリングの普及が、益々盛んになっていますよね♪

ご多分に漏れず、ニュージーランドでもその傾向があります。

日本は規制がとりわけ厳しい国なので、Uber参入にもタクシー業界との衝突があったりと、カーシェアリングの普及ほどにすんなりいきませんでしたから....

そんな日本市場に、間もなく参入しようとしているのが、電動キックボードのシェアリングシステム『Lime』です。

同社のCEO、バオさんのインタビュー記事はこちら↓↓

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この『Lime』ですが、じつはニュージーランドでは、もう去年から普及しているんですよ!

こちらでは、E-Scooterと呼ばれています。↓↓

Stuff

 

ところが普及が進むにつれ、路上での事故もうなぎのぼり(≧∇≦)

今日は、このE-Scooterが繰り広げる問題についてお話しますね。

 

ニュージーランドでも人気のE-Scooterシェアリングシステム

E-Scooterのシェアリングシステム『Lime』がニュージーランドにやってきたのは昨年10月のこと。

最初はオークランドとクライストチャーチの2大都市の最新移動手段として、自治体の許可を得て導入されました。

そして、先週金曜日からは、オークランドに近いハミルトンでも6ヶ月のトライアルとして導入が始まりましたよ♫

場所を自転車ほど取らず乗り捨て自由、交通渋滞や環境汚染対策に持って来いの新型トランスポートとして、地元市民や観光客をすぐに虜にしてしまいました♡

Lime』は今のところ、上記の3都市のみで稼働しています。

一方、首都ウェリントンでは、Uberグループの『Jump』と地元企業の『Flamingo』という2社が似たようなシステムのE-Scooterを提供しています♪

詳しいニュース記事はこちら↓↓

Stuff

 

ケガととなり合わせのE-Scooter

ただ、このE-Scooterという乗り物、登場後まもなく、安全性を指摘する意見も出始めました。↓↓

Stuff

 

今のところ、ニュージーランドの道交法では、歩道OKで自転車レーンはNGとなっているようですが、最高時速27km/hで走れるそうで、当然ながら歩道で歩行者にぶつかったりしたら、ケガ人が出ても不思議ではないスピードです😏

乗っている人々を見ていても、けっこう予測不可能な方向転換や、ヨロヨロと怪しげな乗り回しをしているケースも多く、お年寄りや子供にはさらに凶器と成り得ますよね 😕

ニュージーランドでは、自転車に乗る際はヘルメット着用義務があります。

そして、自転車は原則車道通行なので、日本とはちょっと勝手が違う乗り物という感じ...

「ママチャリのように歩道を自由に乗り回したい!」というならば、ニュージーランドではE-Scooterの方が適しているかもしれません。(笑)

 

バイク事故よりもE-Scooter事故の手術件数の方が多いとはどういうこと??

じつは今日、ちょっと興味深い調査結果がオークランド・シティ・ホスピタルから発表されました。

題して『4Month E-Scooter Study』。

詳しいニュース記事はこちら↓↓

Error 403

 

何が興味深いというと、調査を実施した4ヶ月間に、E-Scooterでのケガが原因で病院に運び込まれた21名の患者に必要となった手術は23件に上り、この数字はモーターバイク事故の患者数よりも多かったというところ。

手術も接触事故特有の複雑な外傷が多く、手術費用は総計360,557NZドル!!

ひとり当たりの経済損出は19,282NZドルという結果が出ています。

ニュージーランドには理由にかかわらず、ケガに対する国の保証制度ACCというものがあるので、当然ながら公費がこれらの患者治療に使われていることは紛れもない事実です 👿

これでは、お給料からACC負担金を天引きされている人々にとっては笑えませんよね?!

現状では、バイク運転者が払うようなACC負担金上乗せ制度も、E-Scooter利用者には課せられていませんので、まさに医療財政圧迫です!

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ニュージーランドの車検

 

事故発生時間帯

今回発表されたE-Scooter関連の医療調査結果では、その事故発生時間帯にも注目しています。

というのも、事故発生の多くが朝8~9時と夕方6時以降に集中しているためです。

もうお分かりですよね!?

そう、通勤にE-Scooterを利用して事故にあっているケースがかなりあるようなんです。

慢性的に交通渋滞のひどいオークランドでのことですから、事情は分かります、ハイ。

誰だって渋滞のストレスや、当てにならないバスや電車にイライラすることなく通勤したいですもんね。

でも、それで事故にあっては本末転倒というもの。

今後、自治体の中にはE-Scooterの規制を強めたり、導入を再検討するケースも出てきそうです。

以上、今日はニュージーランドのE-Scooter事情をお届けしました。

読者の皆さんも、E-Scooterご利用の際はケガにご注意を❢

では、おやすみなさい。

 

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