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ニュージーランドには、タトゥーの文化があるのはご存知ですか?
なんと、ニュージーランドに住むマオリと、フィジーやサモアなどから来たパシフィック・アイランダーの人々の半数が、体のどこかしらにタトゥーを入れているそうですよ!
また、いわゆるヨーロッパ系子孫である、白人のニュージーランド人は、マオリ語で『パケハ』と呼ぶのですが、パケハもけっこうタトゥー好き❤
ニュージーランド全体では、5人に1人がタトゥーを入れているそうです。
日本とはタトゥー、つまり入れ墨に対するイメージがずいぶん違いますよね。
ニュージーランド航空のスタッフ・ポリシー変更へ
そんなニュージーランドで今日、賛否両論に分かれる調査を経て、ナショナル・キャリアであるニュージーランド航空が、長年保ってきた制服スタッフへのノー・タトゥー・ポリシーを変えることが決まりました!
下記は、昨日の段階でのニュージーランド航空のタトゥー・ポリシー関するニュースです↓↓
こちらは今日、ニュージーランド航空が正式に、制服スタッフにタトゥーを容認する見解を出した後のニュースです↓↓
ニュージーランド航空CEOのコメントによると、今までは他の国からの乗客が持つ価値観の違いなどを配慮し、タトゥーが利用客に攻撃的な負のイメージになることを避けてきたそうです。
一方で、この国のタトゥー文化は広く浸透しており、タトゥーを持ちながら、ニュージーランド航空に就職を希望する人々も少なからず存在します。
今までは、体のどこかしらにタトゥーがある場合、選考段階で必ず申告しなければならなかったそうです。
そして、たとえ制服の下に隠れそうな部位であっても、首から見えるとか、シャツから透けて見えるかもしれないという理由で、職を得られなかった人々は、大喜びです。
正式には、2019年9月1日よりポリシー変更となるそうです。
ひょっとしたら、ニュージーランド航空で人気のセーフティービデオにも、タトゥー入りのキャビンクルーが搭乗して面白い仕草をやらかしてくれるかも!?
今までにも、ロード・オブ・ザ・リングのバージョンなど話題になっていますからね♪
マオリのタトゥー『モコ』
マオリ語で、タトゥーのことを『Moko(モコ)』と呼びます。
『モコ』は、マオリの人々にとってはアイデンティティーの1つと言っても過言ではないでしょう。
『Iwi(部族)』によって様々な模様があり、自分の所属を表す大事な証となっているタトゥーもあります。
確かに民族的背景もあって、タトゥーを入れた人々がこんなに多い国なのに、ニュージーランドのナショナル・キャリアのキャビン・クルーが、1人もタトゥーを入れていない方が不自然だったのかも知れません。
ただ、『モコ』は顔に入れられたものもあり、こちらは腕や足のものと比べ物にならないぐらい、強烈な印象があります。
恐らく、始めて目にした方は、どうして良いのか...となるでしょう(笑)
ニュージーランド航空でも、今後受け入れるタトゥーは、あくまでマオリの伝統的な『モコ』やその他の非攻撃的な模様とし、ケースバイケースとなるようです。
正直、顔の『モコ』は赤ちゃんなんか泣き叫びそうですし、慣れていない人には怖い印象を与える可能性ありでしょう。
ニュージーランド航空、今後が見物です!
ニュージーランド〜日本路線はいかに?
今回のニュース記事を読んでいて、面白かったのは、ニュージーランド国内の人々が書き込んだコメントです。
コメントの中には、恐らく日本に行ったことがあるからであろう、「日本の入れ墨タブー文化についての配慮はどうなってるんだ!」とか、「ちゃんと日本人にも調査したのか??」といったコメントがたくさんありました。
ニュージーランド航空の日本路線に、タトゥーだらけのキャビン・アテンダントが乗り合わせるとどうなるか、興味津々♫
日本自体も、今年のラグビーワールドカップや来年の東京オリンピックに向けて、銭湯や温泉での入れ墨をどう扱うかが議論されてきていますよね。
国際的に、入れ墨が差別を招くとなると、将来に向けて日本も変わって行く必要があるかもしれませんね。
では、また明日!
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