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今年3月に起きた、クライストチャーチのモスクを襲った銃乱射テロ事件以降、『ヘイト・クライム』という言葉をあちらこちらでを耳にするようになりました。
ニュージーランド国内は、見かけは落ち着きを取り戻していますが、日常生活では人種差別らしき光景は相変わらず見られます。
先週、その象徴のような出来事が、首都ウェリントンを出発した電車内で起こり、事態を厳格に対応した車掌さんに称賛が集まっているんですよ😉
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電車内で何が起こったのか?
事態が起こったのは、先週木曜日の夜8時過ぎ。
ウェリントン駅を郊外のアッパーハットへ向けて出発した電車は、Ngauranga駅で止まってしまいました。
アッパーハットは東京でいえば八王子市のように、ウェリントン中心部からはけっこう離れています。
Ngauranga駅はまだ1つ目。
そこで何が起こったのか...
じつは、電車内で乗客同士がもみ合いに!!ではなくて、
まだ16歳の少女が、ある男性乗客がケータイ電話でヒンディでしゃべっていることに腹を立て、
「自分の国へ帰れ! ここでそんな言葉を話すな!」
と、た~くさんの’’F’’ワード、つまり汚い罵声を浴びせながら言い放ったとか(≧∇≦)
居合わせた車掌さんがとった行動に称賛の声
Hindiということは、罵声を浴びせられた男性乗客はインド人!
実際には、インドには膨大な数の方言があり、出身地方が違うとインド人同士でも英語でないと意思疎通が難しいそう...
なので、彼が使っていたのは本当にヒンディだったのかは定かではありません。
ただ、外見はまさしくインド人だったことが想像できますよね!?
ウェリントンの電車は、まだ自動改札化されていないため、車掌さんが全車両を回って(といっても大して長くありませんが)検札を行います。
そのため、事態の現場に居合わせたか、あるいは近くにいた他の乗客が車掌さんを呼んだかでしょう。
その車掌さん、恰幅の良い年配の女性で、少女に罵声をやめさせようと試みましたが、一向に辞める気なし!
そして車掌さんの下した判断は...
電車内の安全と乗客の快適な移動を第一に考え、そのほか数名の乗客にも罵声を浴びせた少女に

車掌さん
罵声をやめないのなら、あなたはこの駅で降りるべきよ!

少女
イヤです! 次の駅まで乗っていきます。

車掌さん
ダメ、あなたがここで降るまで、電車は出発しないから!!
と、強気に少女に応戦。
そんなすったもんだが続く中、車掌さんは警察を呼びました。
その後、間もなく警察が訪れ、少女は御用 🙄
ではないと思いますが、年齢からして保護された模様。
警察が少女を家まで送り届けたか、親が警察に引き取りに行ったかは不明です。
この辺りの想像を含め、このニュース記事下のコメント欄はかなり炎上中🔥
その後、電車は20分遅れでアッパーハットへ向けて運行再開。
例の車掌さんは、乗り合わせていた乗客に電車の遅延を詫びるとともに、
「あのような行動はニュージーランドでは受け入れられません!」
と話したそうです。
すると、乗客らは拍手喝采で車掌さんをねぎらったそうですよ 😀
これには、ウェリントンの市長さんもべた褒め!
彼女をCivic Safety Award(市民安全に貢献した人への表彰制度)にノミネートしようと乗り気♪
一方では、「自分の次期市長選挙活動の出しにするんじゃないの?」なんて声も聞かれますが...
後日のテレビ局によるインタビューでは、車掌さんは今年3月のクライストチャーチのテロ事件を強調し、『こんな世の中じゃいけない!』という強い想いを語っていました。
被害者がもし違う言葉を使っていたら??
それにしても、少女については16歳というだけで、それ以上の情報は表に出ていません。
ただ、大半の人はこの『ヘイト・クライム』まがいの事態発生に、彼女が白人系であると想像しています。
でも中には、
「もし、その男性乗客がヒンディではなく、フランス語やドイツ語、ロシア語やイタリア語を話していたら、果たして少女は同じ行動をとっただろうか??」
といった、まさに人種差別を危惧するコメントを寄せられていました。
う~ん、けっこうツボをついていますね~
これこそが白人至上主義というもの。
しかも、少女の年齢が16歳と微妙なんですよね~
真冬のウェルントンはその頃、真っ暗だったはずで、
「それだけ罵声を浴びせられるってことは、もう子供じゃない! 駅に1人で降ろされたとしても、自分で家に帰れるはずだ!」
という意見や、
「いや、少女はまだ成長期の子供。駅に降ろした後、もし何かあったら...」
なんて意見も。
まあ日本だったら、電車を20分止めてしまうこと自体が大問題になりかねませんが、まあ20分に1本走っている路線で起きたことなので、後の祭りですかね!?
日常感じる、典型的な差別らしき行動
さてさて、今回の騒動は、密閉された公共の乗り物内で起き、しかも秩序と安全運行を保つ義務のある車掌さんが巻き込まれたことで、ことが大きく展開しました。
でも、日々ニュージーランドに暮らしていると、ちょっとした日常生活の一部のような行動をした時にも、人種差別らしきことを感じることは良くあります。
もしかしたら、近年増え続けている日本で暮らす外国人たちも、同じような感想を持っているのかもしれませんね。
例えば、スーパーマーケットのレジでの出来事。
ひとり前の客とは、やったら親しげに話しながら丁寧なサービスをしていたかと思えば、私の番になったとたんに一点変わって、こちらが「ハイ!」というまで挨拶すらしなかったり。
ちなみに、ニュージーランドのスーパーマーケットのレジでの接客は、きちんと各お客さんに挨拶して取り掛かるのがごく当たり前。
だからこちらも、挨拶をしっかり返します。
もう1つ例をご紹介すると...
我が家のご近所さんには、インド系フィジー人のもとにニュージーランドで生まれたニュージーランド人と、インド系フィジー人のカップルがいるんです。
見た目はどちらもインド人っぽいですが、全然違いますよ~
そんな彼らは以前、いったん決まった家の引っ越し前日に、
「家主からインド人はキッチンを汚すから」
と言われて転居を断られたそうです。
けっこうビックリする話でした。
ニュージーランド人でさえ、そんな差別を受けるなんて...
今回のことの発端、電車内で携帯電話でヒンディ語をしゃべっていたこと。
これ自体は、何のおとがめもなく、自由であるべきです。
ただ個人的感想としては、私も電車内で経験があるのですが、自国語で話している彼らの声はやたら大きく、周りの乗客への配慮のみじんもないことが多分にあり!!
確かにうるさい!
言語の種類に関係なく、その共有空間をひとり占めするかのような他人への配慮に欠けた行動は、どこの国でも避けたいものですし、今回のような事態を回避するために必要なことだと思います。
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では、今週も頑張って行きましょう!
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